自分の役割を奪われたやっさんが、雉村にジェラシーを感じる姿にも注目
璃子が雉村を矢島模型店に連れて行く。雉村が自分が「モデラー」だったことを、店にあるたくさんのプラモデルに目を輝かせながら話す。作業場に通され、璃子が制作中の宇宙戦艦ヤマトを目にすると、さらに雉村のテンションがあがった。璃子がここから仕上げ方がわからないと相談すると、雉村がモデラーの先輩としてアドバイスを始める。
店主のやっさんは、自分の役割を雉村に取られた感じがして、ちょっとふてくされ気味。しかしそのやっさんも、雉村のプラモデルの知識や熱量は認めていて「さすがベテラン」とボソッと言った。雉村はその言葉に、会社での自分の立場を思い出し、「新しいことをしてみましょう」と提案する。
璃子のヤマト制作を手伝いながら、雉村は自分のことを話し出す。空間美術がやりたくてこの世界に入ったこと、入社当時は5人しかいない会社でがむしゃらに働いていたこと、満天のど飴の仕事は同期の現社長と一緒に営業して初めてつかんだ仕事だったこと。雉村の若い頃の話、そしてヤマト完成までの熱量と技術に璃子は感服する。
1つのプラモデルを完成させることで、人生までも変えることに感動
璃子は雉村とまた仕事をしたいと部長の犬塚に直談判。雉村にフラワーイベントの装飾の全体監修をお願いする。最初はとまどってた雉村だったが、自分を奮い立たせてその仕事に参加することに。そんな時、中野と真司が帰社して璃子の机にあるヤマトのプラモデルを見つけた。璃子が雉村に手伝ってもらったと話すと、真司が得意先のキャラクターフィギュアの塗装が上手くいかないことを雉村に相談する。若手のパワーとベテランの知識が融合した瞬間。会社という組織の理想的な形がここにあると言っていいだろう。
そしてお待ちかねのエンディング。ちょっとふてくされてた店主のやっさんと雉村が話し始めた。次の瞬間、意気投合したらしく、笑顔で握手をして両手でハイタッチ。仲直りしたかと思ったら、ヤマトの飛び方でまた口論に。そのやりとりに、「エンドでヤマトの飛び立つ姿を争うの面白い!」「毎回エンディング楽しみ」の声があふれた。
エンディングだけでなく、視聴者のつぶやきは絶賛の嵐。「与田ちゃんが個人的に特に好きな回だと言ってたのがなんかわかる」「回を重ねるごとにおもしろくなってる!」「雉村さん、切なくて泣きそうになったけど最後はハッピーエンドで良かった」「雉村さんの熱に感動しました!」「リコちゃんもかわいいがジェラるやっさんもかわいい」「与田かわいいドラマだと思って観始めたら、愛おしいおっさん達の群像劇で別の沼にハマってる」「ほっこり癒される」などの声で盛り上がった。
次回5話は、会社内でファミリーデーのイベントを実施することになり、3部の仕切りを璃子が担当することに。予告では、璃子憧れのエース社員・大石亮太(中島歩)に声をかけられるシーンも。また、タミヤの「ミニ四駆」登場にも期待が高まる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部