木村カエラ「あの時の楽しい時間に戻された感じ。楽しく収録」
――最後に改めて、今回の特番の見どころをお二人の視点からそれぞれ聞かせてください。
菊谷D:やっぱりカエラちゃんの成長ぶりというか、器がでかくなったというか、引き出しがむちゃくちゃ増えたところですかね。ワンピースでいうと“四皇。ビッグマム”みたいな感じ。
木村:ビッグマムやだ(笑)。
菊谷D:じゃあ、カイドウかな。とてもじゃないけど、当時の俺なんかじゃ全然太刀打ちできねぇ、というくらいのすごい成長を感じています。俺もとりあえずレイリーのところに行って修行し直して、ギア4くらい身につけてこないと倒せねぇぞと思って、逆にそれがすごく楽しかったです。番組をずっとやっていると、良い意味でも悪い意味でも安定するじゃないですか。だから、久々にすごく刺激を受けて「くそ、カイドウぶっ飛ばす!」みたいな気持ちになっています。
木村:もうジャンルが変わっちゃった(笑)。私は、自分の成長とかは全く感じていなくて、むしろあの時の楽しい時間に戻された感じ。あの頃に戻ったような感覚で楽しく収録ができました。屋根の上に16年ぶりに座って、見た人もきっと「あの時の『saku saku』だ」という感じがするんじゃないかな。
菊谷D:「当時の『saku saku』を見たい」という気持ちはすごくあると思うんです。それで俺もできるだけ、画面のサイズを4対3にしたりして忠実に再現しようと思ったんですけど、やっぱりみんな16年間生活をしているわけだから、新しいことも見せていかなきゃいけないと思って、新しい歌を作ったりもしました。それよりもやっぱり木村さんの成長。パンチが重たくなった。俺も鍛え直して、もう一回けんかし直してぇなという気持ちがあります。
木村:しましょう、けんか(笑)。
◆取材・文=山田健史
ビクターエンタテインメント