いかに邪念を入れず、リリスに向かってストレートボールを投げられるかを大事にしている(早見)
ーー今回の作品における表現で大事にしているのはどんな部分ですか?
【高橋】リリスに関しては、タイトルにもあるような怪しい部分と、坊ちゃま(ゆうり)がストレートに投げてくる球に対して照れてしまう部分がありまして。その二面性みたいなところが魅力的になるよう心掛けています。ただ実際にアフレコをやってみて感じたのは、思ってたよりも表情を出していいんだな、思ったよりも攻めていいんだなということ。なので、吹っ切るところは思い切りやっちゃってますね(笑)。
【早見】この作品はハートフルな、あたたかいお話なんだよということを監督や昆布わかめ先生から伺っていたので、演技をする上でもその部分を大事にするようにしています。常に忘れないように、台本の裏側に“ハートフルな作品”という言葉を書いたりして(笑)。ゆうりの真っ直ぐな言葉でリリスはいろいろな表情を見せてくれるので、演じるにあたってはいかに邪念を入れず、リリスに向かってストレートボールを投げられるかを大事にしています。
【高橋】リリスは坊ちゃまにたくさん照れさせられてばかりですが、ストーリーが進んでいく中で坊ちゃま自身もどう変化していくのかがすごく楽しみです。リリスとしては、坊ちゃまの表情をたくさん引き出せるよう頑張りたいなと。いろんな怪しさを出して攻めていきます(笑)!
ーーアフレコの際、ブースには2人一緒に入っているんですか?
【早見】はい。この作品は登場人物が少ないので……。
【高橋】序盤はほぼ2人だけの空気感でやらせてもらっています。沙織さんにはさまざまな面でよくしていただいていて。この作品のメイン舞台となる“お屋敷”の雰囲気も、アフレコスタジオで感じることはなかなか難しかったりするんですよ。でも、沙織さんのまとっている空気感のおかげで、上質な暮らしをしている感覚になれるというか。今アフレコスタジオはお屋敷になっています!
【早見】いやいや(笑)。私も李依ちゃんがパートナーだから、すごく安心があるんです。掛け合いをするのも毎回、すごく楽しいです。アフレコ現場でお会いしたときに、一瞬で「ずっと一緒にいた」みたいな感覚になれるのは本当に心強いですね。
(取材・文/もりひでゆき)
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2022年7月23日(土)深夜2時00分からABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット
『ANiMAZiNG!!!』枠ほかにて放送スタート
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