俳優の池田エライザが8月1日、都内で開催された映画「ハウ」の完成披露上映会に、共演の田中圭、渡辺真起子、モトーラ世理奈、長澤樹、犬童一心監督と共に出席。俳優犬・ベックの魅力や、心癒される瞬間について話した。
俳優犬・ベックにどのライターさんも骨抜きにされていた
最も感動したシーンを尋ねられた池田は「ハウ(ベック演じる)と出会うことによって変わりゆく人間模様」と言い、続けて「ハウと出会った後の民生(田中演じる)に桃子(池田演じる)が弱音を吐くシーンがあるんです。その時、民生が桃子にかけてくれる言葉が、役を通り越して自分の中にも残っていて、理不尽なこと、悲しいことが起こった時は『こういう解消法があるのか!』って腑に落ちました。ぜひ探してみてほしいです」と呼びかけた。
ハウを演じた俳優犬・ベックの魅力については「でっかいボディにたくさん詰まった愛、懐の深さというか。瞳がすごく好きで、まっすぐ見つめてくれた時、こっちの心がギューッとなる感じが、ベックの魅力なんじゃないかなと思います」と池田。さらに「取材に来てくださるどのライターさんもベックに骨抜きにされて帰っていくんです。あと、撮影中はお利口さんにしてくれているんですけど、“よし!”っていう空気にすごく敏感で、現場がOKってなった瞬間に、年相応な無邪気なワンちゃんに戻るところが、豊かで愛おしかったです」と語った。
また、同作品の内容にちなみ、心癒される瞬間を聞かれた池田は「癒やされたくて家族にしたわけじゃないけど、小鳥が5羽、猫が2匹うちにいるんです」と前置きをし、「後輩猫がすごくわんぱくなので、先輩猫のストレスにならないかなって思っていたんですけど、先輩猫のシャンプーがどんどんお姉さんらしくしっかり者になっちゃって、それはそれで嬉しいけどなんか寂しいなって思っていたんです。そしたら、後輩猫がいない間にフミフミしてくれて、お姉さんぽくしていたけど、変わっていなかったんだなと思って『ズキュンッ!』てなりました」と口にした。
映画「ハウ」は、8月19日(金)より全国で公開。
◆取材・文=大野代樹