俳優の岡田准一が8月16日、都内で開催された映画「ヘルドッグス」のジャパンプレミアに、共演の坂口健太郎、松岡茉優、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶ、原田眞人監督と共に出席。現場でのエピソードや、坂口の演技について語った。
「セクシーさってなんだろう」って考えていた
闇落ちした元警官役を務めた岡田は「皆さんが思っているヤクザ映画ではないものを、セクシーに撮り上げるという感じだったので『セクシーさってなんだろう』ってずっと考えていた記憶があります」と撮影を振り返った。
アクションの構築もしていたと言い、「監督の事務所で打ち合わせをさせていただき、いろいろと勉強させてもらいました」と話した。
作中でバディを組んだ坂口については「役者さんってお芝居脳、アクション脳でバラバラなんですけど、坂口くんはバランスよくできるんですよ。僕の永遠のテーマである『(このシーンは)どっちの脳で演じるべきなのか』ということをさらっとやられていたので、うらやましかったです」と絶賛。これを聞いた坂口は「うれしいです」と喜んだ。
また、「現場で坂口に筋トレをさせていたのか」と聞かれると、岡田は「トライストーン(芸能事務所)の人には筋トレをさせるって決めているんですよ(笑)。うそうそ」と冗談を口にし、「『パンプアップの仕方を教えてください』って言われたので、腕立てをしていたんですけど『それじゃパンプアップしないよ』って教えながら二人でやっていました」と説明した。
さらに、数十年前に岡田と共演した大竹は「私も二の腕が細くなる体操を教えてもらいました。だから、変わっていないなって思います」と回顧。
すると、岡田は「今思い出したんですけど、大竹さんは本番前に『緊張する』ってうそをつくんですよ。今回も言われていましたが、緊張されていないですよね?」と聞くと、「あんまりしない(笑)」と笑顔で答えていた。
映画「ヘルドッグス」は、9月16日(金)より全国で公開。
◆取材・文=大野代樹
松竹