アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇」(毎週金曜日深夜1:05、TOKYO MXほか)の第5話「聖火の英斬(アルゴ・ウェスタ)」が8月19日に放送された。通称「ダンまち」で知られる本作は、大森藤ノによるライトノベルを原作とし、迷宮都市オラリオとその地下に広がるダンジョンを舞台に繰り広げられる冒険ファンタジー。オラリオにやって来た少年ベル・クラネルは、そこで女神ヘスティアと出会い、彼女のファミリアに入団する。冒険者としてダンジョンに挑む日々の中、様々な出会いを経て成長を遂げてゆく。(以下、ネタバレが含まれます)
最後はベルが決める!王道こそが「ダンまち」の面白さ
ヒーローは遅れてやってくる。モスヒュージ強化種との決着は、まさにそんな言葉がふさわしいベルの活躍で幕を閉じた。
「ダンまち」の面白さは、ひとえに王道鉄板の面白さだ。右も左も分からなかった新米冒険者のベルが、“憧憬のあの人”アイズ・ヴァレンシュタインへの一途な想いから、強くなりたい、英雄になりたいと願いだし、上へ上へと駆け上がっていく。危険な冒険、はるかに格上な強敵との戦いがベルを成長させ、バトルシーンはケレン味あふれる攻防で描かれる。ともすれはお約束の連続かもしれないが、まさに王道の冒険ファンタジーといった展開が本作最大の魅力と言えるだろう。
そして今話、二度目となったベルとモスヒュージ強化種の対決。先のイグアス戦を経て意識と体のズレを修正したベルは、初戦での苦戦がウソのようにたった1人で強化種を圧倒していく。仲間の絶体絶命の窮地に駆け付け、起死回生の希望となるその姿は、これまでにもたびたび見せてきた英雄に近付いていく少年の姿だった。ベルならば勝てる――そんな仲間の信頼を背に、最後は編み出した新たな技“アルゴ・ウェスタ”を一閃。恐るべき敵だった強化種は一撃でチリとなり、ダンジョンに還っていった。
決着後、Twitterには「仲間が絶望的なピンチに駆けつける主人公って展開は王道だがそれだけに燃えるわ!」「ダンまち観てると『主人公だから強い』で良い気がしてくる」「ベル君のラノベ主人公ぶりほんと最高!」など、「これぞ王道」と盛り上がる視聴者たちが熱量あふれるコメントを投稿。怒涛の畳みかけを見せたベルの活躍に喝采が飛び交っていた。
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