世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット」(略称：コミケ)。その最新回であり、記念すべき100回目となる「コミックマーケット100」が、8月13日、14日の2日間、東京ビッグサイトにて開催。2日間で17万人が来場し、会場は大盛り上がりとなった。本記事では、そんな「コミケ」のもうひとつの見どころである“コスプレエリア”に注目。同エリアおよび、付近のイベントで撮影したコスプレイヤーたちの写真を、インタビュー記事と併せて紹介していく。
「その着せ替え人形は恋をする」喜多川海夢(衣装：ブラックロベリア)／みねりおさん
こちらの記事で紹介するのは、雑誌「アサヒ芸能」が実施した“AIが選ぶ！グラビア界の峰不二子”というコンテストで1位に輝いた経歴を持つグラビアアイドル・みねりおさん。「コミケ」には参加経験こそあるものの、コスプレをして写真を撮ってもらうのは初体験と語る彼女に、“コスプレのこだわりポイント”などを聞いた。(写真は「コミケ100」と同日に付近で開催された「となりでコスプレ博2022夏」にて撮影)
――今回のコスプレのキャラクター名を教えてください。
「その着せ替え人形は恋をする」のヒロイン・喜多川海夢ちゃんが作中で披露した、ブラックロベリアのコスプレです。
――布面積少なめの衣装ですね。
よく創作衣装と間違われるんですけど、原作コミックにはちゃんと登場しているコスチュームなんです。勝手に改造したわけではないので、ご安心ください(笑)。ふだんはグラビアアイドルとして活動しているので、スタイルを活かしたコスプレがしたくて。今回はこちらの衣装で参加しました。
――コスプレをするうえでこだわったポイントは？
ひも状の細々としたパーツ多くて、着方を覚えるだけでも一苦労でした。ちょっとでもズレると見栄えが悪くなってしまうので、イラストや資料と照らし合わせながら微調整を重ねて。格好よく着こなせるようにポージングなどもしっかり練習してきたことが、強いていうなら“こだわったポイント”ですね。
「改めてコスプレをする楽しさを実感できた」
――これまで「コミケ」には、どういった形で参加されていたのでしょう？
友だちに誘われたりして、サークルの売り子として参加していました。でもそのときは、終日ホール内にいて、コスプレエリアには遊びに行ったことがなくて。なので「コミケ」が再開したら、自分もコスプレをして屋外エリアに行ってみたいと、ずっと楽しみにしていたんです。
――ところが、今回はあいにくの雨天になってしまったため、室内でコスプレ撮影ができる「となコス」(「となりでコスプレ博」の略称)に遊びに来られた、と？
それもありますし、今回はちょっと布面積が少なめの衣装だったので、屋外には出ずらくて。練習も兼ねて、ホール内でのんびり写真を撮ってもらえる「となコス」に遊びにきた…という感じです。今日1日で、改めてコスプレをする楽しさを実感できたので、これからもコスプレイベントがあれば、積極的に参加していくつもりです！
「コミケ100」と同様に「となコス」も2日間連続で開催され、こちらにも大勢のコスプレイヤーが参加。日中は「コミケ」、夕方からは「となコス」と、ふたつのイベントをハシゴするコスプレファンもいて、それぞれがひさしぶりに東京で開催された“真夏のコスプレイベント”を満喫しているさまが印象的だった。次回の「コミックマーケット101」は、2022年12月30日(金)・31日(土)に開催予定。
取材・文＝ソムタム田井
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