ちょうどよくない所要時間と、ちょうどいい揺れと/学芸大青春のジュネッセンス!! 【「上京した僕が考える“ちょうどいい!広島”の魅力」from 仲川蓮】
「2次元と3次元を行き来する」というコンセプトを掲げ、楽曲やライブパフォーマンスを届けているダンス&ボーカルグループ、学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)。音楽・料理・故郷・趣味・日常――メンバー5人それぞれの「センス」と「エッセンス」を、毎週連載コラム「学芸大青春のジュネッセンス!!」でお届けします。
いきなりですが、今回は勝手に特別編にしようと思います。まだ始まったばかりのジュネッセンス、第5回にしてもう特別編です。少なくとも第10回くらいまでやってから特別編があるのが一般的なイメージですが、もう今回を特別編にします。というのも、この原稿を書いている今、僕は新幹線に揺られています。そうです、広島の実家に帰っているところなのです。珍しく連休を頂けたので、家族に会うために帰省しています。ということで、今回は東京から広島へ新幹線で帰る時の僕の過ごし方について話していこうと思います。特別編と呼べるほどのものではないかもしれませんが、広島への帰省でわくわくしているので、特別編とします。
僕は帰省する時はいつも新幹線を利用するのですが、東京から広島まではおよそ4時間かかります。長いですよね。ちなみに飛行機だと、羽田空港から広島空港までおよそ1時間20分の飛行時間です。「あれれ、飛行機の方が圧倒的に早いじゃん」と思ったあんた、ちょっと待ちんさい。実は新幹線も飛行機も、広島駅まではほぼ同じ所要時間なのです。というのも飛行機に乗る場合、都心から羽田空港までの所要時間と広島空港から広島駅までの所要時間、さらに手荷物検査などの時間を足すと、トータルで4時間近くかかるのです。同じ所要時間なら、乗り換えや手続きが楽な新幹線を選びますよね。だから、僕はいつも新幹線を利用します。ちなみに“4時間の壁”という経済用語を知っていますか? 鉄道で4時間以内の場所への移動は鉄道を利用した方が優位で、4時間以上の移動では航空機を利用した方が優位になるという意味の用語です。この考え方を覚えておくと役に立つかもしれませんね。
気づいたら、なぜ僕が新幹線を利用するのかについて熱く語ってしまいました。そろそろ本題に入ります。僕が4時間弱という長時間をどう過ごすのか。それは、“寝る”です。「え、ここまで引っ張っておいて、寝るだけ?」と思いましたよね。そうです、寝るだけです。しかし、この“寝る”に至るまでは長い道のりだったのです。広島と東京を何度も新幹線で往復してきたわけですから、当然様々なことを試しました。映画を観たり、本を読んだり、ゲームをしたり、パソコンで作業したり、作曲をしてみたり。しかし、どれも集中できませんでした。気づいたら眠っているんです。だから諦めました。きっと列車の揺れがちょうどいいのだと思います。ちなみに、必需品は首枕とアイマスクとノイズキャンセリング機能のあるイヤホンです。この3点があれば、快適な“新幹線・睡眠の旅”を味わえます。
あんたも広島に新幹線で行くことがあったら、たちまち寝んさい。
2019年9月2日に始動した、ダンス&ボーカルグループ。メンバーは内田将綺、相沢勇仁、星野陽介、仲川蓮、南優輝の5人(写真左から)。2022年3月時点で、デジタルシングルを14タイトル、シングル1枚、フルアルバムを2枚発表している。最新リリースは、6月22日発売の2ndミニアルバム「君と僕の唄」。9月23日にグランキューブ大阪、10月8日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで3周年記念ライブを開催する。
公式HP
https://gjunes.com/
◆「学芸大青春のジュネッセンス!!」過去の連載はこちら◆
https://ddnavi.com/serial/junessence/