俳優の白洲迅が9月15日、都内にて開催された映画「向田理髪店」完成披露上映会に、高橋克実、富田靖子、筧美和子、矢吹奈子(HKT48)、運上弘菜(HKT48)と共に出席。劇中で、監督のむちゃぶりによって“往年のギャグ”を披露する場面があると明かされた。
白洲迅、演じる前の心構えを明かす“まずはちゃんと家族にならないと”
白洲が演じた向田和昌は、高橋演じる向田理髪店の店主・向田康彦と、富田が演じるその妻・恭子の息子。白洲は「『向田理髪店』というタイトルになっているくらい、向田家をきっかけに始まる物語。まずはちゃんと家族にならないといけないなと思っていた」と、向田家の一員を演じる前の心構えを明かした。
高橋、富田との共演については「お二人と僕ははじめましてだったので、ドキドキと緊張していた」と告白。「けど、撮影に入ってすぐに『これは大丈夫だ』って思わせてくれるくらい、二人が親父でいてくれたし母ちゃんでいてくれたから、本当にお二人には心の底から感謝しています」と語った。
また本作の見どころに関する話題で白洲は「筧さんが真冬にものすごい寒い思いをして体を張っていました」と報告。「ノースリーブで真冬に外で、大雨に打たれるっていうね」と撮影の過酷さを説明すると、筧は「衣装のチョイスを間違えました」と苦笑した。
富田靖子、白州の“ギャグシーン”に好印象
富田は白洲のシーンが印象的だったようで「和昌が最後、結構やってくれて」とにやり。白洲は「あれでしょ？ 俺、あれがなにかも分かっていないんですよ」と白洲自身も分かっていない“なにか”をしたことを打ち明けた。
白洲は「監督にいきなり『こういう風に言え』って言われて、往年のギャグといいますか、あるんでしょうね。と思いながらやっていましたけど」と説明。「存じ上げなかったんです」と続けると、富田は「そこが必見です！『あぁここだここだ』と、そこにたどりついたらぜひ思い出していただければうれしい」と呼びかけた。
さらに撮影地となった福岡県大牟田市での思い出を聞かれた白洲は「ラーメンばっかり食べに行っていました」とし、「大牟田市って、大牟田ラーメンっていう独自のラーメンがあって、博多とかよりも麺が太くて、スープも濁っていると言うか茶色っぽい」と語る。
白洲が「いっぱい行きましたね」と次々と店名を挙げると、高橋は「すごいね、そんなに撮休あったの？」とびっくり。白洲が「はしごしたり」と答えると、高橋は「はしご？ 一度に何杯も食べるの？」とさらに驚いた。白洲は「はい。九州ラーメンはそんなに量も多くないんで。楽しませてもらいましたよ」と大牟田市を満喫したようだった。
映画「向田理髪店」は、10月7日(金)より福岡および熊本で先行公開。10月14日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。
(C)2022映画「向田理髪店」製作委員会
◆取材・文=山田健史
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