SKE48須田亜香里が語った13年間アイドルを続けられたモチベーション「誰よりも愛されたかったんだと思います(笑)」
「順位が付くものはやっぱり1番に近づきたい」
――13年間アイドルを続けられたモチベーションは?
何ですかね? モチベーションかぁ…。もちろん応援してもらえることがうれしかったからっていうのもあるし、あとはアイドルをしている自分が好きだったんだと思います。
アイドルの衣装を着ている自分が好きで、衣装とかメイクとか、そういう自分だけでは輝けない姿になるためにたくさんの方がサポートしてくれて。「自分がステージに立つために、たくさんの方がサポートしてくれた」「自分1人でアイドルをやってないんだな」って思えたことがすごく大きかったかもしれないです。
もちろん、見せたい相手がいるっていうのも大きかったですけど。
――須田さんは結構負けず嫌いな性格だと思うんですけど、そこは影響していませんでしたか?
ここ4年くらいは今言ったような理由だったんですけど、その前はそうですね。選抜総選挙があった頃は負けず嫌いがほとんどでやってきたかな。
私は1番にならないと気が済まない性格なので、順位が付くものはやっぱり1番に近づきたいですよね。順位にしても、ファンの方に愛される度合いにしても。
アイドルだから1推しとか2推しとかあったりするけど、正直1推しじゃないと気が済まないし、悔しくてたまらない。だから、誰よりも愛されたかったんだと思います(笑)。
13年間で変わった恋愛観と内面のこと
――卒業を発表するといろいろなところで卒業後の恋愛について質問もされると思います。これまでもテレビ番組などでお話はしてきたと思いますけど、恋愛観は昔と変わりましたか?
変わらないんじゃないですか? あんまり意識したことがないから、分からないんですよね。ずっと「落ち着いてる人がいいな」とか「慌てない人がいいな」とか思ってるんですけど、いざ好きになるのはどんな人なのか、ちょっと想像つかないです(笑)。
でも、昔は「お金を持ってる人がいいんじゃないかな」って考えたこともあるけど、これは大人になって変わったかもしれないです。
養ってもらっている状態になるというか、その人の支配下に入る気がして。それで自分が譲らなきゃいけないものが増えたりしたら嫌だなって思うから、結婚してもお金の面でちゃんと自立した人でいたいなっていうのは、大人になったからこそ感じるかもしれないです。
――他にこの13年間で、内面で変わったと思うところはありますか?
自分を許せるようになったことだと思います。前はもっと「向上しなきゃ!」っていう気持ちでやってきて、その時間はすごく大事だったし、自分を否定することで奮い立たせるっていう時間があったからこそ身に付けられた思考とか、嗅覚みたいな瞬発力もあったんですけど。
今は終わった後にくよくよしなくなったというか、失敗した自分に対して「でもこれが今日の自分のベストでしょ? ならよくない?」って許してあげられるようになりました。
「何でうまくできなかったんだろう」じゃなくて、“うまくできなかった”のが今日の私、「それが今日の私の実力だよ」って自分に言えるようになってから、あんまり仕事で落ち込まなくなりましたね。
avex trax
発売日: 2022/10/04