「スター・ウォーズ」シリーズのオリジナルドラマ第4弾として9月21日から配信がスタートした「キャシアン・アンドー」。主人公は、2016年公開のアンソロジー映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で初代デス・スターの設計図を帝国軍から奪った「ローグ・ワン」チームの一員として登場した、反乱軍の情報将校であるキャシアン・アンドー。ドラマは映画の5年前を舞台にキャシアンが、いかにして反乱軍の一員となり、何ゆえにミッションに命を賭けるほどのスパイになったのかが描かれている。演じるのは、映画と同じメキシコ出身の俳優ディエゴ・ルナ。ここではキャシアンではなく、ディエゴ・ルナのキャリアをひもといていく。
親友と共に映画製作会社を設立
スパイ人生を歩んできたキャシアン・アンドーを演じているディエゴ・ルナ。彼自身も舞台や映画のセットデザイナーの父親の影響を受け、幼なじみでのちに映画製作会社を共同で設立した俳優ガエル・ガルシア・ベルナルと共に、幼少期よりエンターテインメントの世界で活躍。以来、エンタテイナー人生を全うしている。
当初はメキシコの100話以上に及ぶテレビ小説“テレノベラ”や舞台を中心に活躍していたが、2000年公開の映画「夜になるまえに」でハリウッドデビュー。その翌年には美しい人妻に魅了される青年2人の青春ロードムービー「天国の口、終りの楽園。」で、共演したガエル・ガルシア・ベルナルと共にベネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。映画も国内外でヒットし、注目を浴びた。
2002年には、メキシコの女性画家フリーダ・カーロの人生を描き、映像美や音楽面でも注目を浴びた米映画「フリーダ」に若き日のフリーダの恋人役で出演し、まだあどけなさの残るキュートなボーイフレンドを好演。その2年後の2004年に公開された映画「ターミナル」には、トム・ハンクス演じる主人公に、自身が好意を寄せる入国審査官からいろいろ聞き出してほしいと頼み込むフード・サービス勤務の青年役で登場。当時はまだ20代前半で体の線も細く、本人のキャラクターに近いらしい明るい役どころで、憎めないかわいらしさを醸し出した。
作品ジャンルの幅を広げ…「ローグ・ワン」へ
そこから年を重ねるに連れ、メキシコのカルテルを描いた2012年の映画「ハード・ラッシュ」や、メル・ギブソン主演のサバイバル・アクション映画「ブラッド・ファーザー」、ダークな世界を描いた映画「マッドタウン」など、作品ジャンルの幅を広げていく。
そして2016年に「ローグ・ワン」に出演。ジェダイのいない暗黒の時代を描いたアンソロジー(スピンオフ的な)映画だったため、多くの「スター・ウォーズ」ファンは不安視していたようだが、蓋を開けてみれば、歴史のピースをつなぐエピソードにファンは歓喜。情報戦で戦うキャシアン・アンドーも派手さこそないものの、キャラクターの渋さが人気を呼んだ。そのいぶし銀のところは、現在ディズニープラスで配信中のドラマ「キャシアン・アンドー」にももちろん引き継がれている。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/star-wars-andor/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/rogue-one-a-star-wars-story/
▼ ディズニープラス特集ページはこちら
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社