俳優の松坂桃李が28日、都内で行われた映画「耳をすませば」(10月14日公開)のジャパンプレミアイベントに、松坂とともにW主演を務める清野菜名、共演の内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、メガホンをとった平川雄一朗監督と登壇した。
「耳をすませば」とは
1989年に少女まんが雑誌「りぼん」で連載され、1995年にはアニメーション映画が公開された「耳をすませば」を実写映画化した本作。まんが・アニメーションでも描かれた中学生の甘酸っぱい青春時代はもちろん、完全オリジナルの10年後の物語も描かれる。
コロナ禍などの影響で、撮影に2年以上を要したという本作。冒頭のあいさつで、10年後の天沢聖司を演じる松坂は「本当に(時間が)かかりました。大河で言うと2本分です。大河ドラマ2本分の想いがこの作品に詰まっています」と言葉に力を込め、観客から拍手を浴びた。
プレッシャーに押し潰されそうでした
また、本作のアニメーション映画も好きという松坂は、聖司役で出演が決まった際の思いを聞かれると「この役をいただいたときは、本当にプレッシャーに押し潰されそうでした。ただ10年後という設定のお話を聞いたときに、雫と聖司の10年後が見られるのかという興味のほうが大きかったですね」と当時の心境を回顧し、「そのプレッシャーを後押ししてくれるような、そういった原動力にはなりましたね」とにっこり。