それぞれが作品について語る
作品賞単発ドラマ部門「津田梅子お札になった留学生」では、エグゼクティブプロデューサー・内山聖子氏(テレビ朝日)から「一人では何もできなかったことも、女の子同士の絆とか、結婚するとかしないとかの選択を、女の子同士で話してけんかして決めるということが、今の時代にも通じることだと思ってこの作品を作りました」という熱いメッセージが飛び出す。
石坂は「主人公の父親はイライラしますよね。あの時代(明治)で『私は結婚しない』と言いだしたらとんでもない話。そういう意味でも、今は選択ができる時代なので、改めていろいろと考えさせられるドラマでもありました」と感想を述べた。
単発ドラマ部門優秀賞「孤独のグルメ2021大晦日スペシャル~激走!絶景絶品・年忘れロードムービー~」では、主演の松重が登場。大みそかに放送されることを聞いた時は、「テレビ東京はこの枠を捨てたんだ…。子どものように泣きそうになった」と思ったと明かし、笑いを誘う。
「コロナ禍で撮影が大変だったのでは?」という石坂の質問に、松重は「大変ではありましが、飲食店を営む方へ向けたエールと意味で、この番組をやりたいなやりたいなという思いは強かった。喜んでもらいたいなと思いでやりました」と語った。
また、シリーズ化を期待する石坂に対し、制作陣は「できればシリーズ化したいなと思っています」とシリーズ化を考えていることも明かした。
単発ドラマ部門グランプリは「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」
単発ドラマ部門グランプリを獲得した「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」では、脚本、演出、編集、出演のオダギリが登場。オダギリは「いいんですかね…もらっちゃって」と恐縮した様子。
そんなオダギリは、「本当に書きたくて書かせてもらって、それをプロデューサーチームがいろいろな所と闘ってくれたと思うんですけど、現実にしてくれた。プロデューサーチームに感謝の気持ちでいっぱいです」とプロデューサーチームに向かって感謝の思いを伝えた。
「編集までやるのですか?」いう質問にオダギリは、「編集が好きなんですよね。脚本とか編集とか一人でやる作業が好きなんです」とにこやかに告白。
また「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」のもととなアイディアは10年くらい前から考えていたようで、「いろいろな役をやってきたので、もう犬くらいしか残っていないと思った。着ぐるみを着るくらいしかないなと…」ときっかけも話し、終始和やかなムードが漂った。