師匠的存在・三浦友和との距離感は「探っているところです」
――黒崎にとって黒島結菜さん演じる氷柱はどんな存在?
正義を振りかざしてくる氷柱は、黒崎にとって最初はうっとおしい存在なんですけど、関わっていく中でその感情も徐々に変化していきます。ただ、詐欺師の黒崎と検事を目指す氷柱は全く逆の世界で生きているので、普通だったら絶対に結ばれることのない切ない関係でもあるんですよね。そんな2人の関係性が今後どのように変化していくのかも、見どころだと思います。
氷柱を演じる黒島(結菜)さんとは同じ年なのですが、僕よりもはるかにしっかりされていて。見習わなければならないとことがたくさんあるなと思っています。
――では、三浦友和さん演じる桂木は?
桂木と黒崎は、ぱっと見は仲良くて親子のようにも見えるのですが、実は2人の間には分厚い壁がある…一言では表せない不思議な関係だと思います。
暗黙のルールというか、お互い分かっているのだけど、あえて口に出さないことも多かったり。黒崎は、桂木のお店で出されたものは一切食べないですし。その絶妙な距離感にも注目していただきたいです。
桂木役の三浦(友和)さんは、とても優しい方。ただ黒崎と桂木の関係性が複雑なので、現場ではあまりお話をし過ぎるのもよくないのかなとは思っていて…距離感を探っているところです。でも三浦さんが現場にいらっしゃるだけで、すごく安心感があります。
――第2話のみどころを教えてください。
第2話では、人の心を盗む“出会わせ屋”に黒崎が挑みます。皆さんの身近にも起きるかもしれない詐欺が描かれるので、他人事ではないと知っていただくきっかけになればと思います。
また氷柱と心の距離が少し縮まって、黒崎の中に微かな変化が生まれます。徐々に変化していく黒崎と氷柱の関係性にもご注目ください。