11月13日放送の「日曜日の初耳学」(TBS/MBS系)のコーナー「インタビュアー林修」に、日本を代表するクリエーター・秋元康氏が登場。作詞家としても長年にわたり大活躍する秋元氏が、ヒット曲を生み出す作詞術について語った。
「売れる曲はハガキで分かる」
これまでに作詞したのは4500曲以上。累計売上数1億6000万枚という数字は、歴代作詞家で日本一。その詞世界で特徴的なのは、「サイレントマジョリティー」(欅坂46)や「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)など、他とは一線を画す独特の言葉選びだ。
歌詞の言葉を選ぶ時に気をつけていることは「どこで『えっ?』と思ってもらえるか」が大切だと話す。70〜80年代に放送していたTBSの音楽番組「ザ・ベストテン」の構成を担当し、歌詞や曲名の“イスタンブール”や“サンタ・モニカ”といった聞き慣れない言葉に、反響のハガキがどっと寄せられるのを見てきた秋元氏は「売れる歌っていうのは皆さんのハガキを読んでいると分かるんです」と明かした。
さらに、「何を書くかっていうことが僕にとってすごく大きくて」とも。たとえば、「サイレントマジョリティー」は、ベトナム戦争の頃に当時のニクソン米大統領が口にした言葉を学生時代に聞き、半世紀もの間「どこかに引っ掛かっていた」。それが、“若者たちよ、声を上げろ”というメッセージソングに生きた。林先生は「何十年も前の記憶が、今にうまくつながるものなんですね」と、驚きをもって聞き入った。
フジテレビ社長が証言「企画力がすごい」
番組では、乃木坂46の齋藤飛鳥、秋元氏とプライベートでも交流のあるシンガーソングライターの福山雅治、さらにはフジテレビの港浩一社長が局の垣根を越えてVTR出演し、コメントを寄せた。
毎週日曜夜10:00-10:54
MBS/TBS系で放送
公式サイト:https://www.mbs.jp/mimi/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCY6UMp-CCaztcG-Ui5OVXXA
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