菜々緒が主演、鈴木伸之が出演するドラマ「忍者に結婚は難しい」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)が2023年1月の“木曜劇場”枠で放送することが決定した。菜々緒はフジテレビ系ゴールデン・プライム帯ドラマ初主演、共演の鈴木とは「HEAT」(2015年)以来、7年振りの共演となる。
同ドラマは横関大の同名小説を原作に、敵対関係である“忍者の末裔(まつえい)”の男女が互いの正体を知らず結婚。正体がバレないように秘密を抱えながら生活する中でさまざまな事件が起こり「家庭を取るか一族の伝統を貫くのか」の究極の選択が、やがて日本を揺るがす事件へと発展していく。互いの隠された運命に悲恋が交錯する忍者×夫婦ラブコメディー。
“忍者の末裔(まつえい)”の二人が結婚!
主人公の夫婦は、現代に生き永らえる“忍者の末裔(まつえい)”。戦国時代に活躍していた暗躍のスペシャリストである“忍者”は、主君に仕え、独自の忍術を駆使して、さまざまな戦いを人知れず支えてきた影の集団。歴史に影を潜めて暗躍していた因縁の忍者の末裔(まつえい)らは現代でも、その特殊任務を遂行し続けている。
その数ある隠密組織の中でも、敵対関係にあったとされる「伊賀」と「甲賀」(諸説あり)。妻は「超実力主義」の甲賀忍者、夫は「超保守主義」な伊賀忍者。現在も、敵対しライバル忍者の末裔(まつえい)でもある二人が、お互いの正体を知らず結婚するも、ラブラブだったのは最初だけ。すれ違う感情、かみ合わない会話から、夫婦生活は冷めきって破綻寸前に。離婚の危機に直面した夫婦それぞれに“特殊任務”が舞い込み、互いの任務でニアミスする二人は、やがて互いの正体を疑いはじめる。
「超実力主義」な嫁VS「超保守主義」な夫
菜々緒演じる草刈蛍(くさかり・ほたる)は、普段は薬局で働く薬剤師だが、実は古来より伝統の続く甲賀忍者の末裔(まつえい)。穏やかで物静かな立ち振る舞いだが、それは正体がばれないようにおとなしく忍んでいる表向きの姿。実際は、人一倍気が強く、完璧主義で失敗や負けることが嫌いで、時々、本音の毒舌が漏れ出てしまう性格。28歳のときに、一般人(と思っている)の悟郎(鈴木)と結婚。甲賀一族であることにプライドを持っているが、悟郎と出会い、心の奥に秘め隠していた「フツウの家」への憧れが溢れ出す。
鈴木演じる蛍(菜々緒)の夫・草刈悟郎は、郵便局で配達員として勤務するが、裏の姿は伊賀忍者の末裔(まつえい)。明るくておおらか、やさしくて力持ちで癒やし系の一面もあるが、能天気で面倒くさがり、ずぼらで鈍感、かつ気弱で優柔不断という性格。しかし、忍者としての任務遂行は、機敏な“忍び”としての行動に長けており、忍者らしく手裏剣だけは誰もが認める腕前を持つ。古くから続く、忍者一族から抜け出してフツウになりたいという気持ちもひそかに持っていた中、ごくフツウの女性(にみえる)蛍(菜々緒)と出会い、「フツウの恋愛」「フツウの結婚生活」ができたことに感謝する。