12月1日(木)開幕の舞台「『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Bad Ass Temple VS 麻天狼》」。2019年に初の舞台化以降、シリーズとして展開してきたが、2022年より「次章」となる《2nd D.R.B》の話へ突入。本作では、ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”とシンジュク・ディビジョン“麻天狼”の物語が描かれる。 WEBザテレビジョンではそれぞれのディビジョンに独占インタビューを実施。作品の見どころや自チームの魅力、「ヒプステ」への思いまでたっぷり語ってもらった。今回は“麻天狼”より鮎川太陽(神宮寺 寂雷役)、荒木宏文(伊弉冉 一二三役)、井出卓也(観音坂 独歩役)が登場。今回から新キャストとして参加する井出は取材時がほぼ初対面とのことで、新たなシンジュク・ディビジョンが垣間見える内容に注目だ。
初参加となる井出「歌詞も台本だと思って、役作りのヒントに」
──今回から観音坂 独歩役として井出卓也さんが新しく参加しますが、鮎川さん、荒木さんは井出さんと面識はありましたか?
鮎川太陽 今回の公演が初めましてですね。リモートで話したことはあったけど、実際に会うのは今日が初めて。
井出卓也 荒木くんとはレコーディングのときにちょっと会いました。
荒木宏文 そうだね。前後で入れ違いになって。でもちゃんと話すのは今日が初めてです。
井出 だから今日の撮影はちょっと恥ずかしかったです(笑)。
──初対面で肩を組んだということですもんね。
井出 今回の舞台が終わる頃には、もうちょっといい肩が組めると思います(笑)。
──3人の仲がどうなるかもお楽しみにということで(笑)。井出さんは今回『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stageに出ることが決まったときはどう思いましたか?
井出 もちろん「ヒプノシスマイク」というコンテンツは知っていましたし、僕自身がラッパーとして音楽活動もしていて、こういったコンテンツをきっかけに、ラップを知らなかった人たちがラップやヒップホップを好きになってくれるのはいいことだなと思っていたので、参加できると聞いたときはすごくうれしかったです。
──鮎川さん、荒木さんのおふたりは、新たな独歩として井出さんが出られると知ったときはどう思いましたか?
荒木 一二三と独歩が幼馴染であるという設定にリアリティが出るだろうなと思いました。というのも、井出くんとは実際の年齢が近いので、このメンバーでは先輩・後輩感が薄れていて。年齢で言ったら僕が年上だけど、芸歴はふたりのほうが長い。だから、上下関係がふんわりしているんですよね。そのフラット感も、ここから新しく始めていく上ではプラスに働きそうな気がしています。
鮎川 リモートで話したときに、過去の僕らの舞台も含めて、いろいろ調べたり考えたりしてくれていることを知って。そういうひたむきなところは、僕らはもちろん、“麻天狼”を応援してくれるファンの方々もうれしいと思うので、一緒にできるのがすごく楽しみでした。
──ヒプステはお芝居のほかにもダンスやラップなど、様々なエンタテインメントが詰まっている舞台だと思いますが、井出さんは中でも特に楽しみなことはありますか?
井出 ラップですね。ラッパーって、自分で言葉を書いて自分でフロウを付けていくので、他人が書いたラップを歌うということが基本的にないんですよ。だから誰かが作ったラップを人前で披露するのが楽しみです。
──独歩としてラップを披露することにおいて、大切にしていることや意識していることは?
井出 音楽的なことというよりも、役者として、独歩が何を考えているのかを考えることが正解なんだろうなと思っています。歌詞も台本だと思って、そこも役作りのヒントにしています。
キャラクターを背負ってラップをするからこそ生まれる言葉やフロウの魅力
──鮎川さん、荒木さんが、ヒプステ出演を重ねることで気づいたラップの面白さや魅力はどんなところですか?
荒木 僕はブラックミュージック全般が好きなので聴いてはいましたが、歌うということはしてこなかったので、それまでは韻の踏み方とか音のはめ方の違いみたいなことまでは知らなかったんです。でも実際に歌ってみると、作ってくださる方によってフロウの生み方が違うので、いろいろな癖を知ることができるんですよね。「こんなはめ方あるんだ!」「ここはあえてちょっと遅れて入るの!?」とか。そういうテクニックを知っていけるのが面白いですね。ラッパーじゃないのにこんな体験ができているのは、すごく贅沢。提供してくださる方が現役のラッパーだからなおさら。曲に限らず振り付けもすごい人につけてもらっていますし、ヒプステの現場では本当に贅沢な経験をさせていただいていると思います。
鮎川 僕はラップ含めてヒップホップって、今までそこまで多く触れてきたわけでなくて、ヒプステで初めてがっつり関わったんです。だからオーディションを受けるときに、「ラップとはなんぞや」といろいろ調べて。それまではフリースタイルバトルのイメージから“いかつい人たちが罵倒し合う”みたいに思っていました。でも実際は、自分の思っていることを相手の言葉を受けて返すという、キャッチボールなんだなということがわかって。そこがラップの面白さなんだなと知ってから、すごく興味を持つようになりました。あとヒプノシスマイクって、医者だったりホストだったり社畜だったり(笑)、キャラクターがそれぞれ違うじゃないですか。各々がそのキャラクターを背負ってラップをするからこそ、それぞれの言葉やフロウが生まれる。そう思うと、ラップって未知数ですよね。これからもいろいろな曲ができていくんだろうなと思うと、それも純粋に楽しみです。
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Bad Ass Temple VS 麻天狼》
2022年12月1日(火)~12月18日(日)東京・品川プリンスホテル ステラボール
公式サイト
https://hypnosismic-stage.com/BATvsM/
公式Twitter
@hm_rtstage
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発売日: 2023/02/01
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