穂香と亮太の距離が近づく
一方、亮太は茉優から、穂香が小学校時代に相撲大会で優勝するも、両国の土俵は女人禁制のため全国大会に参加できなかったことを聞いた。そのときの穂香は、涙を見せず「ずーっと怒ってるみたいに黙ったまんま」だったという。
そのことに「あいつらしいな」とつぶやいた亮太。フラれて落ち込む海斗と、彼をなぐさめる茉優と別れ、穂香と2人で宿舎に帰る道中、茉優から聞いたことを思い出し「わーは強いな」と語り掛けた。「なんだ、気持ち悪い」とそっけなかった穂香だが、亮太は続けて「思ったことを口にしただけだよ。だから、わーも素直になれ」と言った。
穂香の相撲にかける思いを素直に敬いつつ、本当は抱えているはずの葛藤を感じ取る亮太。そんな亮太の優しさに触れ、穂香は言えずにいた、亮太の頼みで土俵俵を相撲部OBが贈ってくれたことへの感謝を述べた。
ちゃっかりしたところもある現代っ子だが、魅了された相撲に真剣に向き合い、素直に言葉にできる亮太の優しさ。亮太と共に過ごしていくなかで、“相撲一筋”な状態から周囲にも目を向け、心も解きほぐされていく穂香。そんな主人公2人の姿を、葉山と伊原がワンカット長回しシーンで丁寧に見せた。
ラストでは、合宿の取材に来ていたスポーツ編集部の編集長・咲(手島実優)が亮太に抱きつくところを目撃し、目を丸くしていた穂香。“相撲”を通して出会った、青春真っただ中の2人のストーリーが大きく動き始めた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/sumo-do-sumo-dont
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