最後の沙帆の企みは…
凪沙のことを憎む理由を明かした沙帆は、「あなたが死ねば陽介はまた私を見てくれる」と殺そうとするが、陽佑が駆け付けて助け出すことに成功した。
ラスト、沙帆と対峙した陽佑。自首をすすめる陽佑に、沙帆は「一緒に死にましょう。あの世で幸せな家族を作るの」と包丁を持って迫ろうとした。そこに凪沙が駆け付け、「気付いてあげられなくて、ごめん」と泣きながら詫びた。そしてこれまでの沙帆の優しさが「全部うそだったとは思えないよ」と訴えた。
その言葉に、憎しみをたたえていた表情が揺らいだようにに見えた沙帆。それでも陽佑に向かおうとすると、沙帆に思いを寄せる昊汰が現われて、沙帆を刺した。そして「一緒に地獄に落ちよう」と自分で自分を刺し、沙帆を押して崖の方に歩んだ。
沙帆は「助けて、凪沙ちゃん」と叫ぶが、昊汰と共に崖から転落した。
その後、昊汰の遺体が見つかり、凪沙は不明だが警察によれば絶望的な状況だった。第1話から狂気がいっぱいで引き付けられるなか、第7話も驚きの展開となり、第1章が終わった。
純粋な凪沙を演じる山本、憎しみを抱えた沙帆を演じる瀧本。2人の感情があふれる場面は見応えのあるものに。ただ、これで“姉妹”の物語が本当に終わったのだろうか。次回、12月8日(木)放送第8話の予告では沙帆の執念に惑わされる凪沙の裏切りを思わせる場面が。
次は凪沙の“裏の顔”が明るみに出るのか?今回までは瀧本の鬼気迫る演技がけん引したが、山本がどんな表情を見せるのか。まだまだドロドロな展開が期待できそうだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部