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名優アンソニー・ホプキンスがアカデミー賞主演男優賞受賞、映画「ファーザー」がdTVで配信スタート

2022/12/07 16:29

「ファーザー」
「ファーザー」(C) NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINE-@ ORANGE STUDIO 2020

サイコサスペンスの傑作「羊たちの沈黙」でハンニバル・レクター博士を演じ、アカデミー主演男優賞を受賞した名優アンソニー・ホプキンス。彼が83歳にして2度目の同賞に輝いた映画「ファーザー」が映像配信サービス・dTVにて配信スタートした。

老いによる喪失と親子の絆を描く


アンソニー・ホプキンスが演じるのは、ロンドンで暮らしている81歳の老人、その名もアンソニー。介護ヘルパーを雇うように薦める娘のアンと口論になりつつも、自分はひとりでやっていけると言い張る。

さらに、アンに「新しい恋人とフランスに移住する」と告げられてショックを受けるアンソニーだったが、次の日にはアンと別れたはずの元旦那と遭遇。ここはアン夫婦の家で、アンソニーは居候しているのだと言われ混乱していると、今度はアンが別人のような姿で帰宅。

奇妙な出来事が続く中、自分の記憶が曖昧になっていることに戸惑うアンソニー。真実と幻想が入り乱れる先に、彼はある答えに辿り着く。

アンソニー・ホプキンスが81歳で


主人公・アンソニーの視点で始まりながら、どんどん時間軸が狂い始め、何が起きているのかわからない不思議な世界へと誘われる本作。実は、認知症を患うアンソニーの感じる世界をそのまま映像化するという画期的なストーリーなのだ。

観ている側も主観を失い、真実を求めて迷い込む体験はサスペンス的でもあり、単なるヒューマンドラマを越えた新感覚の作品に仕上がっている。

アンソニー・ホプキンスは、役と同じ81歳で本作に挑戦。時に威圧的になり、時に陽気にふるまい、時に幼くもなり…。自分を見失って人格すら移り変わる難役を通して、圧倒的な演技力を披露している。自身の父親を参考にしたというリアリティと、自らの「老い」と向き合った覚悟、ここまでキャリアを重ねてきたからこその表現力は圧巻だ。

そんな父に翻弄されつつも献身的に尽くす娘のアンを演じるのは、「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。父と娘の切なくも愛情溢れる関係に、心が揺さぶられるはずだ。

原作となる舞台を手掛けたフロリアン・ゼレールが自らメガホンを取り、「老いとは?」「家族とは?」という普遍的なテーマを問いかける「ファーザー」はdTVにて配信中だ。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

▼「ファーザー」をdTVで視聴する▼
https://bit.ly/3ucYUpe

dTV公式サイト
https://video.dmkt-sp.jp/

dTVに関する情報まとめサイト
https://info.dtv.jp

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