川口春奈主演の木曜劇場「silent」(毎週木曜夜10:00-10:54※第8話は夜10:00-11:09)。耳の聞こえない病を患った想(目黒蓮)と再会してすぐに、手話教室に通い始めた紬(川口)の手話が「上達している」と話題だ。12月1日に放送された第8話は、紬と想が長いハグをしてお互いの好意を確認し合ってはいるものの、付き合っているわけではないという“恋人未満“な関係のまま時が流れた。 (以下、ネタバレが含まれます)
Twitterのトレンドランキングは上位の常連
今作は『フジテレビヤングシナリオ大賞』受賞作家である生方美久の完全オリジナル作品。主人公・青羽紬(川口)が、本気で愛するも別れることになってしまった高校時代の恋人・佐倉想(目黒)と8年の時を経て偶然、再会。そこに待ち受けていた現実と向き合いながらも寄り添い、乗り越えていこうとする姿を描く。放送終了後に視聴者からの反響が大きく、TwitterをはじめSNSのトレンドランキングには番組関連ワードが並ぶ話題作である。
第8話はサッカーワールドカップ放映の都合で2週間ぶりの放送となった。放送前、村瀬健プロデューサーのTwitterに「8話はプリンの回。ってプリンの話なわけではないのですが、プリンが食べたくなるかもです」と投稿されていたことが気になっていた視聴者もいたかもしれない。
律子が萌に「プリン」の手話を尋ねた意味
まさに「プリンの回」だった。何度もプリンが登場していた。想の家では、家族のくつろぎタイムに、プリンを普段から口にしていたのであろう。妹の萌(桜田ひより)がプリンを食べていたところ、母の律子(篠原涼子)がプリンの手話を萌に尋ねて「使わないと忘れちゃうね」とつぶやいた。律子が手話を忘れるほどに使っていないということは、想が実家にしばらく帰っていないことを意味する。