柳楽優弥主演のヴィレッジ・サイコスリラー「ガンニバル」の第4話『視線』が1月11日に配信され、高杉真宙演じる“村の誰かに顔を喰われた”と証言する男・寺山京介が登場。第4話の終盤に大悟(柳楽)の前に姿を現して「証拠」である“喰われた顔”を披露し、視聴者を震撼させた。先行試写で先に見たライターが「閲覧注意」と言っていた意味が分かるくらい、甘いマスクで人気の高杉の顔が見事に喰われていた。(以下、ネタバレを含みます)
同作は、2018年に連載がスタートした二宮正明のサスペンスコミック「ガンニバル」を実写ドラマ化したもの。都会から遠く離れた山間にある供花村(くげむら)が物語の舞台で、ある事件を起こして村の駐在として左遷された警察官・阿川大悟が主人公。一見、犯罪とは無縁に思われるのどかで平和な村だが、一人の老婦人の奇妙な死をきっかけに、大悟は少しずつ村の異常性に気付いていく。
主人公である、狂気の世界へと誘われていく警察官・大悟役を柳楽が務め、供花村を支配する後藤家次期当主・後藤恵介役を笠松将、大悟の妻・阿川有希役を吉岡里帆、村のリーダー格のさぶを中村梅雀が演じ、毎週水曜にディズニープラスの「スター」で世界同時配信中だ。
狩野の事件が“一旦”解決
大悟の前任者・狩野治(矢柴俊博)の事件が解決し、村で平和な生活を過ごす阿川一家。しかし、その平穏な生活は長くは続かないものだった。大悟は後藤睦夫(酒向芳)と死闘を繰り広げた末に、“自分一人で狩野を殺した”と自白させ、逮捕に至った。
それでも大悟は自分を襲った“あの人”と言われる大男の仕業だと思っており、そんな言葉は信用していない。そして現場検証に後藤恵介(笠松)らが現れ、大悟は身構えるが、恵介たちは狩野の白骨化した遺体に手を合わせに来ただけだった。「俺にはおまえらが分かんねえよ」という大悟の言葉通り、視聴者目線で見ても恵介ら後藤家の人間が何を考えているのかさっぱり分からない。恵介に「みんながみんな、睦夫と同じ考えじゃねぇ」と言われると、そうなのかもと考えが揺らぐ感じになる。
今回、狩野の妻(片岡礼子)の現在の様子も判明。大悟から父親が亡くなっていたことを知らされた娘のすみれ(北香那)は母親に会いに行くが、娘の存在すらも分からない精神状態になっていた。供花村でよほどヒドいことがあったのか、錯乱して「ニゲロ、ニゲロ!」を連呼する様子を見ると、大悟たちが住んでいる家の柱に刻まれた“ニゲロ”は彼女の手によるものだったことが分かる。
謎の男から衛星電話が
第4話にしてようやく平穏な日々を取り戻した感もあったのだが、大悟は狩野の事件を忘れたわけではない。すみれから渡された“狩野に最後にかかってきた衛星電話の番号”を調べ始め、その人物にコンタクトを取ろうと試みる。村祭りの会合の時、その番号から折り返しの電話が掛かってきて、謎の男に会うこととなった。