YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIによるバンド"THE LAST ROCKSTARS”の初ライブ「THE LAST ROCKSTARS Live Debut 2023 Tokyo - New York - Los Angeles」の東京公演が、1月27日に東京・有明アリーナで開催された。
大きな歓声にHYDEは「その声を楽しみにしてました」
オープニングムービーが流れ、4人がステージに登場し、バンド名を冠した「THE LAST ROCKSTARS」でライブが始まった。テクニックもロックスピリッツも最高峰のものを持ち合わせた4人だけに1曲目から会場の熱気がグンと上昇。HYDEが「We’are THE LAST ROCKSTARS!」と叫ぶと大きな歓声が沸き起こり、「その声を楽しみにしてました。しかもみんな歌える」と声出しOKになった喜びも伝えた。続く「6 or 9」ではタオル回しでオーディエンスもライブを盛り上げる。そして「Messiah」「Here’s The Love」を畳み掛けるように披露した。
4曲を演奏し終えたところでYOSHIKIが「HYDEとMIYAVIとSUGIZOとこのような奇跡のステージをやってることに本当に心から感謝しています」とメンバーに感謝の気持ちを伝え、「今起こっている奇跡の中で演奏できているのも、みんながずっとずっと応援してくれたから僕らがやれているんだと思います」と、思いが込み上げて言葉を少し詰まらせながらもファンにも感謝の気持ちを届けた。そして、「X JAPANのファンもL’Arc〜en〜CielのファンもLUNA SEAのファンもMIYAVIのファンも、今日は一緒に乗ろうぜ!」と呼びかけて、「Beneath The Skin」を演奏した。
YOSHIKIのピアノに合わせて「紅」を大合唱
ここでSUGIZOとMIYAVIのギターバトルが展開した。スラップ奏法を多用するMIYAVIとアーミングを巧みに使うSUGIZO。タイプが違うギタリストだけに掛け合いのように聴かせるギタープレイは聴くものを圧倒した。激しいギターバトルの後は、荘厳な雰囲気を作り出すSUGIZOのヴァイオリンソロへ。HYDEもステージに再登場し、そのまま「Folly」に突入。青いライティングの中、幻想的な世界を味あわせてくれた。
続いてはMIYAVIのアコースティックギターでのソロ。スパニッシュ的な雰囲気が会場を包み、HYDEとSUGIZOが加わり、「Hallelujah」をじっくりと聴かせた。
クラシック音楽が鳴り響く中、YOSHIKIが登場し、ドラムソロが始まった。オペラ楽曲をバックに叩くドラムの音は荘厳で神々しい。チャイコフスキーの「白鳥の湖」が流れる間にYOSHIKIはピアノに移動。「白鳥の湖」を演奏し、その流れからX JAPANの「紅」の旋律を奏で始めた。スクリーンには歌詞が映し出され、会場の全員と大合唱。その後のX JAPANの「BORN TO BE FREE」からのL’Arc〜en〜Cielの「HONEY」もロックファンにはたまらない流れ。