井上真央“悠依”「許せない…」と声を震わせる、佐藤健“直木”は自らの体を捜す<100万回 言えばよかった>
井上真央が主演を務める金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第4話が、2月3日(金)に放送される。同作は、連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK総合)などを手掛けた脚本家・安達奈緒子氏による、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも奇跡を起こそうとする3人の姿を完全オリジナルで描く。
主人公・悠依に関わる登場人物を演じるのは…
同ドラマには、主人公・相馬悠依(井上)にプロポーズしようと心に決めた矢先、不可解な事件に巻き込まれて幽霊になった男・鳥野直木を演じる佐藤健や、そんな二人の運命に寄り添わざるをえない刑事・魚住譲を演じる松山ケンイチも出演。
また、悠依を助けたことで知り合う医師・宋夏英(ソン・ハヨン)をシム・ウンギョンが演じる他、板倉俊之、平岩紙、春風亭昇太、荒川良々ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)
常に冷静な直木が大粒の涙…壮絶な過去が明らかに!
1月27日に放送された第3話では、直木の過去が明らかになった。里親施設で出会ってからこれまで、暗黙のルールとして互いの家庭環境については何も聞かずにいたという悠依と直木。しかし、直木が殺人事件に関与している可能性が浮上したことで、譲らが直木の父親を訪ねると「本音を言います、直木と離れられて私はホッとした。今後もお互い関わらずに済むならそうしたい」と断言した。
その後、悠依と連絡を取りたいと言ってきた直木の母親によって、その事情が判明する。直木は血液の病気を発症した、8歳離れた弟の骨髄ドナーだった。
弟の病気を機に両親の関係が悪化する中、直木の冷静過ぎる態度のせいか父親から暴力を振るわれるようになる。心身共にボロボロになった直木は母親に里親制度を利用したいと訴えるも「あなたにはいてもらわないと困る」、そう返された直木の目に光はなかった。
第3話のサブタイトルは「家族という罠」。複雑な環境で育ってきた直木にとって、親元を離れ、悠依と出会った時期は、自分を縛るものからようやく解放された瞬間だったのかもしれない。劇中に登場する絵本「100万回生きたねこ」のように、“白猫”である悠依と出会い、本来の自分を知っていった直木。だからこそ、「あなたが大好きです。理由なんかない」という真っすぐな悠依の言葉が深く、重く、響いたのだろう。
直木の過去が明らかになっただけでなく、物語のキーマン・莉桜(香里奈)が登場するなど、物語が大きく動き出した今作。次回、第4話では直木が行方不明となっている自分の体を捜し始める。