さらに、松山と長澤に対して撮影現場での様子についての質問が飛ぶと、松山から「央士くんに聞きたいですね。僕ら2人を(検察事務官として)客観的に見ている央士くんはどうなんだ?」と聞かれ、長澤からも「(回答を)頑張れ!」とエールが。
先輩たちに見つめられた鈴鹿は、やや恐縮しながらも「お二人のお芝居をずっと(長澤の)斜め後ろから見ていて、お芝居しなきゃいけないんですけど、お芝居するのを忘れるくらい…本当に見入っちゃいました。圧倒されて『自分もっと頑張れよ!』って毎日思いながら見ていました」と明かす。
すると、前田監督から「央士くんは頑張ってましたよ。誰よりも早く現場に来て役を作っていましたから。僕は見ていましたよ」と優しい言葉をかけられ、「ありがとうございます。恥ずかしいですね…」と照れ笑い。
さらに鈴鹿は「(2人の演技に)毎日圧倒されましたし、役に向き合う姿勢というか、控え室があって3つ椅子があったんですけど、松山さんはあまりその部屋にはいらっしゃらなくて、来られたときもずっと何か本を読まれていて。逆に僕は長澤さんに聞きたいことがたくさんあって、しゃべりかけてしまったのは今謝ってもいいでしょうか?」と謝罪しようとすると、長澤に「それは大丈夫。部下(の役)だし、信頼感も重要なんでね。雑談も必要だから」とフォローされていた。
映画「ロストケア」は、3月24日(金)に全国公開。
◆取材・文=ブルータス・シーダ
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