ウサギに癒され、歴史も学べる"ちょうどいい"島、大久野島/学芸大青春のジュネッセンス!! 【「上京した僕が考える“ちょうどいい!広島”の魅力」from 仲川蓮】
「現実世界とメタバースを行き来する」というコンセプトを掲げ、楽曲やライブパフォーマンスを届けているダンス&ボーカルグループ、学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)。音楽・料理・故郷・趣味・日常――3周年記念ライブから「素顔」を解禁して活動をスタートした学芸大青春メンバー5人それぞれの「センス」と「エッセンス」を、毎週連載コラム「学芸大青春のジュネッセンス!!」でお届けします。
ぴょんぴょんぴょーん。今年はなに年だぴょん? そう! 卯年!
はい。
十二支って「子丑寅卯辰巳」までは覚えやすいですが、それ以降が個人的に覚えにくいなと、小さい頃に思っていました。卯年といえば、広島には"うさぎの島"があります。知っていますか?ということで、今回は広島にある"うさぎの島"について紹介しようと思います。
この"うさぎの島"の正体は大久野島という島です。竹原市にあり、かつては毒ガス工場があったという、周囲約4kmほどの小さい島です。戦時中に毒ガス工場があったという理由から「地図から消された島」とも呼ばれていたそうです。
この大久野島には500羽以上のウサギが生息しています。なぜこんなに沢山のウサギが住んでいるのでしょうか。可哀想な話ですが、元々は毒ガスの動物実験用にウサギが飼われていたそうです。しかし、そのウサギたちの子孫が今の大久野島にいるわけではありません。諸説ありますが、戦後に観光地として整備されていく中でマスコットとしてウサギが連れてこられたようです。
さてこの島、僕の住んでいた広島市内からはかなり離れているということもあり、訪れたことがありませんでした。しかし「ジュネッセンス」で紹介したいという思いから、年末年始に帰省した際に行ってきました。
まず行き方ですが、広島市内からのアクセス方法は何種類かあります。今回僕は、広島バスセンターから忠海駅まで芸陽バス「かぐや姫号」で行き、忠海港からフェリーで大久野島に上陸するルートを利用しました。トータルでおよそ120分かかりますが、これでも他のルートよりも所要時間が短く、忠海駅までバス一本で行くことができるのでおすすめです。ちなみに、忠海駅から忠海港までは徒歩5分くらいです。
大久野島に上陸すると、さっそくウサギたちが出迎えてくれました。大人のウサギは特に、人に慣れていて逃げません。それどころか、向こうから走ってきてくれます。まあ、エサ目当てですが。ウサギが食べられる物であれば、与えていいそうです。僕もエサを持参して、沢山あげました。そこら中にウサギがいて、島に一般車両を乗り入れることが禁止になっているため、本当に静かな島で日常を忘れられる空間になっていました。現実逃避したい人にもおすすめです。
また島の至る所で、毒ガス工場などの戦時中に使われた施設の跡も見学できます。ここまで当時のまましっかり残っている施設は、なかなか見ることができません。立ち入り禁止となっている所は、ウサギの棲家になっていました。
島の中心には展望台があり、周りの島々を眺めることができます。展望台までの道のりは、ほぼ登山のようなもので数日間、筋肉痛になりました。しかし、それでも登る価値のあるほど絶景でした。
どこをとっても本当に良い島でした。
もっと話したいのですが、そろそろ終わらないと長いと思われそうなので、終わりますね。日本国内で、別世界を味わいたいという人には絶対行ってほしい場所です。ぴょんぴょん。
2019年9月2日に始動した、ダンス&ボーカルグループ。メンバーは写真左から内田将綺、南優輝、仲川蓮、相沢勇仁、星野陽介の5人。2022年10月時点で、デジタルシングルを17タイトル、シングル1枚、ミニアルバム2枚、フルアルバム2枚を発表している。3周年記念ライブの大阪公演より、「素顔」を解禁しての活動をスタートした。
公式HP
https://gjunes.com/