<舞いあがれ!>福原遥&赤楚衛二、舞と貴司の結婚を語る「恋ではなく、愛に近いですよね」
結婚パーティーには今までの舞の人生が詰まっている
ーー結婚パーティーの撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
福原:ノーサイドでのパーティーは、今までの舞の人生を感じられてとても感動しました。久しぶりに(矢野倫子役の)山崎紘菜さんと(由良冬子役の)吉谷彩子さんに会えるということで、前日からすごく楽しみにしていました。お二人は初対面の役柄という設定でしたが、実際のお二人も撮影日が初対面でした。大好きな山崎さんと吉谷さんがついにつながり、休憩中も仲良くおしゃべりしていて私も舞と同じようにうれしかったです。ケーキ入刀は、人生初。少しあたふたしてしまいましたが、本当にすてきなウエディングケーキに感激しました! 料理指導の先生が作ってくださったオリジナルケーキで、ウサギのスミちゃんと飛行機、貴司くんの歌集のクッキーも手作りなんですよ。撮影後は赤楚さんと(望月久留美役の)山下美月ちゃんとクッキーをシェアして、ウエディングケーキもいただきました。クッキーにはびわのジャムが入っていて、すごくおいしかったです。ただスミちゃんに関しては、久留美にとっては小学生時代の苦い思い出でもあるんですよね。久留美、本当にごめんね!
赤楚:パーティーの撮影日は休憩時間にいろんな方とお話できて、すごく楽しかったです。ただ、会場には舞ちゃんの友達ばかり! 貴司の友達がいなくて、実は少し寂しかったです(笑)。ウエディングパーティーですから、花嫁が主役というのはわかってるんですよ。でもみんなが舞ちゃんを見ていて、僕は誰とも目が合わないんです(笑)。唯一、うちの両親(梅津勝役・山口智充、雪乃役・くわばたりえ)が見てくれて愛を感じました。ウエディングケーキ入刀は初めての経験でした。「俺、このまま結婚するのかな?」みたいな感覚になりましたが(笑)、2人で切るって難しいですね。僕がこの辺かなと思った場所と舞ちゃんが切ろうとした場所がちょっと違って、「あ、そっちでいいの?」と心の中で思っていました(笑)。
ーー結婚という節目を経て、演じるうえでの変化はありますか。
福原:貴司くんとのやり取りや関係性は、結婚を経てもあまり変わりません。でも結婚後、舞は今まで以上に貴司くんを支えたいという思いを強くしていきます。短歌を詠む難しさや大変さは舞には計り知れないのですが、それでもどうにかもっと貴司くんの心に寄り添いたい、貴司くんにとって安心できる存在になりたいという気持ちがあるので、そこを意識しながら演じています。
赤楚:結婚前も後もほぼ変わらないスタンスで舞ちゃんを見守っている貴司ですが、しいて言えば見守る距離感が結婚後はちょっと近くなっていると思います。舞ちゃんにとって本当に大事なとき、貴司は何か言葉をかけてきたのですが、それでも結婚前は舞ちゃんに対するあこがれというか、少し遠い存在だという思いもあったんですよね。その距離が結婚後はなくなったなと感じます。全然けんかをしないのも、この夫婦のすてきなところだなと感じながら演じています。