二宮和也が、2月20日に都内で開催された主演映画「ラーゲリより愛を込めて」の“ラーゲリより愛と感謝を込めて御礼舞台あいさつ2023”に登場。瀬々敬久監督と共にロングラン上映中の本作への思いや、共演キャストらから寄せられた質問に答えた。
異例のタイミングでの舞台あいさつ登壇
公開から2カ月たっても上映館数は増え続け、現在全国363館でロングラン上映中。観客動員数は184万人、興行収入は24.3億円を突破している同作。異例のタイミングでの今回の舞台あいさつに、二宮は「驚いてますよ。このタイミングで舞台あいさつって何をすればいいんだ?って(笑)。僕はこういう経験が初めてだったので、驚いています」と率直な感想を。
実際、本作は12月21日に大ヒット御礼舞台あいさつも行っているということで「あの時点で大ヒットをしているわけですよ。そこから期間がたっているので、これは何ヒットなんだと(笑)。本当にビックリしています。こういう機会はなかなかないので皆さんも驚いているんじゃないかなと思いますね」と続けた。
本作で「第46回日本アカデミー賞」優秀主演男優賞を受賞している二宮。MCから受賞を祝福されると「ありがとうございます。うれしいです。違う作品ではあるんですけど、(松坂)桃李もいるんで。そういった形で、あれ以来の人たちと会える機会がもらえるのはうれしいですね」と喜びを明かす。
今作はその松坂をはじめ共演者もズラリ豪華なメンバーがそろっているが、あらためて今作の共演者について「(映画の)宣伝とかをやっていて、すごい人たちがたくさんいたんだなと思い知らされるというか…全然スケジュールが合わないんです。この人はいるけど、この人は来ないとか、もう違う作品にいっているとか。こんなにすごいことになっているんだなと。そういう人たちとあの期間ずっと一緒にいられたというのは、僕らにとってご褒美じゃないけど、すごい時間だったんだなとあらためて思いました」と、しみじみと語った。
応援してくれている人に新鮮なものを与え続ける
そして今回、2人に聞きたいことを事前に募集し、それに答える形でトークを進行することに。生きる意味を考えさせられる本作にかけて、「生きる希望とは?」という質問に、二宮は「普段から応援してくださっている人たちに、新しい感覚、新鮮なものを与え続けられるような人でありたいなと努力しています。少しでもいいんだけど、応援してくれている人たちが、楽しそうだなと興味を持てるような対象ができるようになっていったらいいなと思って」と語ると、瀬々監督から「それはアイドルという仕事の影響もあるんですか?」という質問が。
これに対し、二宮は「あると思います。僕はラブストーリーをほとんどやってなかったんですよ。(次の映画がラブストーリーで)珍しいんですよ。現代だし、髪の毛が生えているし、普通の服を着ている。そういうのも世の中の人からしたら、『あ、二宮さん今度はラブストーリーやるんだ』で終わるかもしれないですけど、応援してくれている人からすると『大丈夫か?現代に戻ってきて大丈夫なのか?』みたいな。現代に戻ってくると娘が誘拐されたり(『マイファミリー』)とか…(笑)。シンプルなラブストーリーで大丈夫?って不安になる人もいるかもしれないけど、(ファンを)新鮮な気持ちにさせられるような仕事ができればというのは、僕の希望も含めてありますね」と、赤裸々に答えた。
TCエンタテインメント
発売日: 2022/12/07