冬野ユミと伊東敏恵アナ、吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」で音楽と語りを担当
脚本・大石静コメント
今回のキャスティングへの私の想いは、男性はフェロモン、女性は力強さでしょうか。芝居のうまさは当然ですが。道長の兄二人は、藤原三兄弟として道長と並んだ時の高身長、気品、色っぽさが売りです。井浦新さん、玉置玲央さんの個性の違う平安男子ぶりをご堪能下さい。さらに、貴族社会の残忍さを代表する兼家(段田安則さん)の芝居は、きっとシビれるうまさだと思いますし、為時(岸谷五朗さん)の不器用な父親の芝居も楽しみです。
そして、政の道具にされながらも己の意志は貫こうとあがく詮子(吉田羊さん)の、憐れと強さに激しくゆれる芝居もきっとスゴイと思います。ユースケ・サンタマリアさんの安倍晴明は、今は言えませんけど、今までの安倍晴明の印象を裏切るものとなる予定です。ファーストサマーウイカさんには会った途端、清少納言だと思いました。すてきな俳優陣に夢は膨らみます。
内田ゆきチーフプロデューサー コメント
このたびは、紫式部(まひろ)と藤原道長、若き二人に一番身近な家族のメンバー、そして清少納言と安倍晴明という歴史上も有名な二人を演じる方々を発表いたしました。実力も華もある俳優陣が、平安時代の優美な姿となって躍動される様子を想像するのが、私も楽しみでなりません。大石静さんとの脚本づくりでも、常に姿を思い浮かべながら進めています。
そして、音楽をお願いするのは冬野ユミさん。物語に寄り添い花開かせるこれまでのお仕事ぶりに、全幅の信頼をもってお任せします。紫式部が見つめる、キラキラと、ときにギラギラと自分の運命を生きていく平安の男たち女たち。どうぞお楽しみに。