妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「Get Ready!」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)。2月26日放送の第8話では、波佐間(妻夫木)の過去が明らかに。そこにまつわる人物を演じた鹿賀丈史、榎木孝明が妻夫木と共に見応えある演技を繰り広げた。(以下、ネタバレがあります)
エースが若き頃の壮絶な出来事を明かす
同作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの活躍を1話完結で描く完全オリジナルの医療ヒューマンドラマ。演出は、映画、ドラマ、舞台で幅広く才能を発揮する鬼才・堤幸彦が担当する。
妻夫木演じる主人公・波佐間永介は、“エース”と呼ばれる闇医者チームの天才執刀医で、昼間はパティスリー「カーサブランシェ」でオーナーパティシエとして働くという2つの顔を持つ。そんな波佐間が率いるチームの面々は、波佐間の相棒ともいえる交渉人で表の顔は優秀な国際弁護士の下山田譲(通称:ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(通称:クイーン)を松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称:スペード)を日向亘が演じる。
第8話では、ジョーカーに促される形でエースが自身の過去を語った。それは、13年前、本名の“天野真一”として外科医をしていたころだ。
患者のドナーの順番で罠にはめられてしまう
自信に満ちていた若き天野は、「オペは完治の入り口でしかない」と語る恩師・真田(榎木)に「きれいごとだ」と反発し、剣持(鹿賀)のいる千代田医大へ籍を移した。ちなみに千代田医大は、闇医者チームが交渉する患者が多数いたところだ。
抜群のオペ技術で活躍する天野に、剣持は初めこそ期待をかけていたが、次第に自分の地位が脅かされると感じるように。
そんななか、気管支拡張症で肺のドナーを待つ不動産業界の重鎮・堂前(松澤一之)が「命は平等」と説く真田に不満を抱き、千代田医大に転院。堂前は天野をオペの担当に指名した。そして、適合する臓器が見つかり、手術は成功する。
だが、天野に臓器の不正な横流しに関わったという疑いがかかる。堂前ではなく、同院で同じ病でドナーを待っていた少女・青葉(志水心音)が本来の順番だったのだ。実は青葉も天野の担当患者で、剣持による天野、そして学会の理事長の座を巡ってライバル視していた真田の双方を陥れる罠だった。
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