<らんまん>神木隆之介の起用理由を制作統括が告白「牧野富太郎さんをモデルにすると決めた時に、直感的に...」
3月7日、神木隆之介、松坂慶子、広末涼子、森優理斗が連続テレビ小説「らんまん」(毎週月曜〜土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)の記者会見に登壇。舞台となった高知の印象やなどについて語った。
同作は高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。幕末から明治、そして激動の大正・昭和を舞台に、植物学者・槙野万太郎(神木)が植物学の道を情熱的に突き進んでゆくさまを描く。
第1週完パケを見た感想は?
第1週の完パケについて、神木は「第1〜2週では僕が出るシーンはそこまでなかったので、完成したものを見させていただき、いよいよ始まるんだなと」と、試聴しての感想を。そして、万太郎の幼少期を演じる森について、「森くんの草花を見ている時の姿が本当に愛おしくて。その姿を見て、自分の万太郎の草花を見る時の姿勢や表情、向き合い方というものへの参考にさせていただいております」と、影響を受けた部分を明かした。
万太郎の母・タキを演じる広末は、「1週目を私も拝見しましたが、家族で号泣しました」と告白。また、一家の大黒柱・タキを演じる松坂は「第1週では、広末さんのじんとするようなシーンもあるのですが、私は自分の怒る顔を見て笑ってしまいました(笑)。ゴッドマザーのような強い女性を演じさせていただけて、自分の新境地のようなこの役に出会えてうれしかったです」とコメントした。
神木隆之介、高知での歓迎に感謝
また、舞台となる高知について問われると、神木は「撮影で行かせていただいた時、皆さんめちゃくちゃ歓迎してくださって。県庁にも行かせていただいたのですが、皆さん拍手で迎えてくださいました。僕、まだ1日しか撮影していないのにいいのかなというくらい(笑)。過去に他の作品でもお世話になったりもしていて、高知県はご縁のある土地だなと思っています」と、歓迎への感謝を。
高知出身の広末は、とある高知ロケの番組で、高知における視聴率が34%と非常に高かったというエピソードを語り、「高知の広末が出ているから見ようだとか、自分達の県が取り上げられているから見ようなどと思ってくださるくらい、高知県の方は愛県心が強い」と印象を明かした。
さらに、「私も飛行機で高知に帰る時には、家族や友達、知り合いじゃなくても『おかえり』って言われるので、神木さんもそろそろ言われると思います(笑)」とコメント。神木も「ぜひ言っていただいて! うれしいので」と笑顔を見せていた。
主人公のモデルとなった牧野富太郎の印象は?
主人公・万太郎のモデルになった牧野富太郎について、神木は「資料館や植物園で博士のお写真を拝見したのですが、笑顔の印象が強かったんです。なので、ポスターの写真も『写真撮ってます! ポスターです!』という感じではなく、くしゃっとなるくらいに笑うのがいいなと思って博士の印象を反映してもらいましたし、芝居の中でもそうしています。あとは、博士は僕の中では豪快で細かいことは気にしないイメージなんです。でも、植物のことになると、一点集中してしまう。それでも周りの人からさまざまな手助けをされていることを知り、すごく周りの人に愛されている方だったんだなと思いました」と、自身の抱くイメージを説明。その上で、「自分の中では、万太郎という人物が徐々に富太郎博士から離れて生きてくるようになったので、牧野イズムを感じながらも、万太郎という人物を演じようと思っています」と、演技プランを語った。