<らんまん>神木隆之介の起用理由を制作統括が告白「牧野富太郎さんをモデルにすると決めた時に、直感的に...」
“天才”を“朝ドラ”主人公にすることの難しさ
会見には、制作統括の松川博敬氏も登場。
同作は「エール」(2020年、NHK総合ほか)以来となる男性主人公の連続テレビ小説であることでも注目を集めているが、男性を主役にすること自体よりも、むしろ牧野富太郎という「天才」を“朝ドラ”の主人公にすることに難しさを感じたという。
「牧野さんは悩みも葛藤もなく、やりたいことに向かって突き進んでいる人だったんだろうなと思うのですが、そうすると、感情のうねりが描けないので...」
そこで、万太郎の人物像は悩みもするし葛藤もする人物にしたのだという。「特に第5週目までの高知編では、実家の酒蔵を継ぐのか、捨てて東京にいくのかっていうところを葛藤するという物語にしています」
また、神木の起用理由については「牧野富太郎さんをモデルにすると決めた時に直感的に神木隆之介だなと思いました」と告白。
そして、「座長としての資質が本当にすばらしくて。裏表のない明るい方で、現場を明るくしてくださるんです。『らんまん』は時代劇であり、扱うのが難しい植物をテーマにしているのでハードな制作状況なのですが、神木くんが現場のまんなかで笑ってくれていることによってスタッフもキャストも頑張れます」と、現場での神木の姿を語った。
連続テレビ小説「らんまん」は4月3日(月)スタート。