鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、石田ゆり子が、3月9日に神奈川・横浜市内で行われた映画「劇場版 TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」の完成報告会見に、監督を務めた松木彩と共に登壇した。
鈴木「続編ができるってことは俳優にとってこの上ない幸せ」
本作は、2021年7月期に連続ドラマとして放送された「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」(TBS系)の続編となる劇場版。オペ室を搭載した大型車両(ERカー)で事故や災害現場に駆けつけ、自らの危険を顧みず、患者のために戦う都知事直轄の医療チーム、それがTOKYO MER。彼らの使命はただ一つ、「死者を一人も出さないこと」。劇場版の舞台は神奈川県横浜市。ランドマークタワーで爆発事故が発生し、数千人が逃げ惑う前代未聞の緊急事態となった。地上70階、取り残された193名を救うミッションに挑む。
続編が決まった時の気持ちを聞かれると、TOKYO MERチーフドクター喜多見幸太役の鈴木は、「“騙されないぞ!”って思いました(笑)」と答え、「続編ができるってことは俳優にとってこれ以上ない幸せなんです。だからこそ、浮かれてしまって、『やっぱりやめました』ってなった時に傷付くのを恐れて、“騙されないぞ”って思ってました」とその理由を答えた。
MER推進部統括官で医療技官でもある音羽尚役の賀来は、「僕の中ではドラマの中でやり切ったので、『これを超えるものをどう出そうか?』というのでドキドキではありました」と回答。
TOKYO MERセカンドドクターの弦巻比奈役の中条あやみも、「“ドラマ、やり切った!”って思った時に、映画化の噂が出てきて、『おぉ〜!』ってなりました(笑)」と答え、「今回の映画を撮ってる時も、“今日でオペ、最後だ!”って思って現場に行ったら、『スペシャルドラマ、やります』って言われて、“最後じゃないじゃん”って(笑)」と笑顔を見せた。中条が話したように、完全撮り下ろしのスペシャルドラマの放送も決定した。タイトルは「TOKYO MER〜隅田川ミッション〜」で4月16日(日)夜9:00から放送される。
賀来賢人、連ドラ版の撮影は「過去一キツかったです」
東京消防庁即応対処部隊・部隊長の千住幹生役の要は、「個人的に、『(続編は)何災害なんだろう?』っていうのが気になりました。というのは、それを聞いたちょっと前に、真夏に地下駐車場で防護服を着たロケがあって、着た瞬間に汗が100リットルぐらい出ました。『2度と着るか!』って、要潤さんは現場で温厚で有名なんですけど、初めてちょっとピリついたんです。『“本番”って言ってから着るからね!』って(笑)」と、続編のうれしさと同時に撮影の過酷さがよぎり不安もあったという。
その話を聞いて、賀来も「僕は過去一キツかったです」と連ドラ版「TOKYO MER」の撮影が過酷だったことを明かした。要が「賀来くんとクランクアップの日に初めて、『何番目にキツかったですか?』って会話をしたんですけど、僕も『一番かな』って答えました」と当時のやりとりについて語った。
東京都知事・赤塚梓役の石田は「私は(災害の)現場にいない分、客観的にMERを楽しんでいるところがあって、半分お客さんの気持ちで、続編はやるに決まってる! って思ってました」と楽しみにしていたと語った。
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