町田啓太「どんな藤原公任を演じていけるのか楽しみ」大河ドラマ『光る君へ』で和歌や漢詩の第一人者を演じる
町田啓太が、2024年放送スタートの大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)に出演することが発表された。吉高由里子主演、大石静が脚本を務める同ドラマは、紫式部を主人公に、変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性の秘めた情熱と想像力、ひとりの男性への思いが描かれる。
町田は、“一条朝の四納言”藤原公任を演じる。時の関白の息子。道長(柄本佑)とは同い年で、友情を育むが、出世レースが進むにつれ関係が変化する。音曲、漢詩、和歌など文化面に秀でており、紫式部(吉高)の源氏物語に興味を持つ、という役どころだ。
距離が近づく感覚がありうれしくなりました
――演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
藤原公任は和歌や漢詩の第一人者であり多芸多才。関白の父と、天皇に繋がる血筋の母をもつサラブレッド。そして、藤原道長の学友でライバルであった人物というイメージがあります。また、実はまひろが紫式部と呼ばれるようになったきっかけをつくった…かもしれないとの逸話も。
美意識と言語遊戯の世界で性別関係なく交流を楽しんでいたというところに、約千年も前の時代なのになにか現代とも繋がる感覚があったのではと、距離が近づく感覚がありうれしくなりました。今作でどんな藤原公任を演じていけるのか楽しみでなりません。必死に寄り添っていきたいと思います。
本気でやれば本気で応えてくれる挑戦の場でもある
――大河ドラマ出演歴と思い出を教えてください。
「西郷どん」(2018年)で小松帯刀、「青天を衝け」(2021年)で土方歳三を演じさせていただいておりまして、今作「光る君へ」の藤原公任で3度目の大河ドラマ出演、光栄です。幕末の武士たちを演じましたが、前回の土方歳三役の時に殺陣の稽古を行い、監督をはじめスタッフの皆さんが僕の殺陣を気に入ってくださったことから、殺陣のシーンを多くしてくれたと聞きました。
大河ドラマの現場は、本気でやれば本気で応えてくれる挑戦の場でもあると教えていただきました。今回さらに挑戦的に参加したいと思います。