渡辺大知、大河ドラマ『光る君へ』に出演決定「平安の風を想像しながら、人間味あるかたちで描けたら」
渡辺大知が、2024年放送スタートの大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)に出演することが発表された。吉高由里子主演、大石静が脚本を務める同ドラマは、紫式部を主人公に、変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性の秘めた情熱と想像力、ひとりの男性への思いが描かれる。
渡辺は、“一条朝の四納言”藤原行成を演じる。道長(柄本佑)よりも6歳下。道長政権下で蔵人頭に抜擢されると、細やかな気遣いで実務に能力を発揮、欠かせない存在として支え続ける。文字の美しさでは右に出る者がおらず、もてはやされた、という役どころだ。
人間味あるかたちで描けたらと思っております
――演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
藤原行成は書の達人でありながら、道長の良き相談役としても才能を発揮していた人物です。そして実務に有能すぎて、なかなか出世させてもらえなかったという話をうかがいました。それを聞いてしまうと不安でいっぱいになりますが、平安時代という、まだまだ明らかになっていないことの多い時代の物語に参加できることはとても楽しみです。自分なりの行成を、平安の風を想像しながら、人間味あるかたちで描けたらと思っております。
自然と気持ちが時空を超えるのだと実感しました
――大河ドラマ出演歴や思い出などを教えてください。
大河ドラマは3度目なのですが、いつも壮大なセットと衣装に興奮しつつ、背筋が伸びております。細部までこだわり抜かれたセットの中に入ると、自然と気持ちが時空を超えるのだと実感しました。また、前回「青天を衝け」(2021年)に出演させていただいたとき、まげをつけたのが初めてでうれしかったのを覚えています。