岡崎紗絵コメント
前作を楽しく拝見していたので、今回その世界の中に入れて、すごく光栄です。福田靖さんの脚本は、登場人物一人一人が人間的にとても魅力的! この作品も本当に真っすぐな主人公・豪太さんをはじめ、あまり悪い人がいないんですよね。もちろん、刑事モノなので悪人も出てくるとは思うんですけど、そこにも各々の人間模様があるので、すごく魅力を感じます。
そんな中、私が演じる奈々美は一見、「本当に刑事なの!?」って思うような服装や発言が多いんです。ちょっと思わせぶりなことも自由に発言したりするので、素直で芯がすごく強い女性なんだろうなと思います。
主演の桐谷健太さんとは今回が“はじめまして”。お芝居やバラエティーでのご活躍に加え、歌手の一面もあるので、本当にいろんなお顔がある方だなって、すごくうらやましいです。今回はそんな桐谷さんの才能を近くで感じながら、いろんなお話ができたらいいなと思います。
私も所属する強行犯係の一番の面白さは、チーム内での会話です。シリアスなんだけど、ちょっとポップな部分もあって…脚本を読んでいるだけでも掛け合いが本当に面白いので、実際に演じるのがすごく楽しみです。何と言ってもボスは古田新太さんですし、メンバーが皆さん楽しい方ばかりなので、どうなっていくんだろう!?(笑) 私も楽しみながら、その波に乗っていけるように頑張りたいです。
長井短コメント
『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(2021年)でご一緒した時も思ったのですが、福田靖さんの脚本は座組のチームワークがないと簡単に、ものすごくつまらない作品になってしまう危険があるんです(笑)。だからこそ“みんなで作ってるんだ!”とすごく感じられて、大好きです。
実は今回、私は主演の桐谷健太さんをはじめ、刑事チームのほとんどの方と初共演なんです。だから、撮影に向けてすごく緊張してしまって、1月期に「星降る夜に」で共演した吉高由里子さんに相談したんですよ。そしたら、吉高さんに「桐谷さんが主演なら大丈夫だよ! すごく明るくて楽しい人だから」と言っていただけたので、心が軽くなって、ますます桐谷さんたちとの共演が楽しみになりました。
私が演じる凛は無理をしなくなった、正直な人。もう少し若い頃は周りに良く思われたくて、正直になれなかったりしたかもしれないけど、現在30歳の凛からは、20代後半に訪れる幸福感の低迷期“クォーターライフ・クライシス”を乗り越えた強さを感じて、私自身もすごく憧れるキャラクターです。
そんな凛を含め、このドラマでは性格も立場も年代も異なる大人たちが、なんだか子どもと同じようなことで揉めたり、悩んだりします。自分と違う世代に対する親近感を覚えたり、今の自分と似たキャラクターを見つけて共感できたりもするドラマだと思うので、ぜひ楽しんでいただきたいです。
西村元貴コメント
前作で演じた亀ヶ谷としてまた呼んでいただけた上に、今回は立会事務官から検事になっていたので、また新たなやりがいを感じて、めちゃめちゃうれしかったです!
亀ヶ谷はすごく頑張り屋さんですが、中村アンさん演じる矢部検事のようにガツガツしていなくて、周りを見ながら「あ、オレもやりますよ」みたいなタイプ。そのちょっとビビリなところも愛嬌かなと思うので、そういった亀ヶ谷のかわいさや、弱さみたいなところをちゃんと表現し、視聴者の方々に愛していただけたら、うれしいです。
「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」はサスペンスドラマの中に、脚本を書かれる福田靖さんならではのユーモアが無数に散りばめられています。福田さんの脚本は、すごくテンポよく会話が積み重なって、小気味いいツッコミでポンポン落としていくので、本当に面白くて“あっという間に読み終わっちゃった!”という感覚になるんです。その世界を個性豊かなキャストの皆さんと一緒に、僕も最大限、立体的に表現し、極上のエンターテインメントを届けていきたいです。
主演の桐谷健太さんは事務所の先輩で、いつも背中を見て学ばせていただいています。このドラマの情報解禁時に「3年前と今では桐谷健太自身が変わっている」とコメントされていたので、本当に楽しみ! 僕も思いっきり楽しんで、桐谷さんにぶつかっていけたらなと思っています。
東宝