こんなに自分のことを想ってくれる人がいるなんて素敵なこと
「今日は社畜さんにありがとうの日だから最初に食べてもらうの」幽霊ちゃん(第5話より)
これはこどもの日の話で、幽霊ちゃんとみゃーこがこいのぼりを眺めながら「すごいねぇ」と話しているのを見て、社畜さんが「そういえば今日こどもの日だったなぁ」と思い出します。でもこいのぼりを買ってあげるのは難しいから、2人のためにオムライスを作って、こいのぼりの旗を刺してあげるんですね。そしたら幽霊ちゃんは、自分が食べる前にまず社畜さんに「あーん」しながら、このセリフを言うんです。
こんなに自分のことを想ってくれる人がいるなんて、本当に素敵なことだと思います。誕生日は自分が生まれた日だけど、生まれてから出会ってくれた人にも感謝する日ってよく言うじゃないですか?まさにそれだなって!
私が20年くらい生きてきて素敵だと思えた感謝の気持ちを、幼女幽霊たちも感じられているなんて、えらい!良い子!!私の側にもこういう子たちがいてほしい~!!と、心の底から思いました。ちなみにこのシーンで、幽霊ちゃんが社畜さんに「あーん」したのをみゃーこが食べちゃうんですけど、そんないたずらで、にぎやかさもプラスされて幸せ度がアップしてる感じがいいなぁ、とうらやましくなりました。
誰とどのタイミングで出会うかは、すごく重要なこと
最終話では、友だちが社畜さんに「仕事、楽しい?」と聞くシーンがあるんですね。その問いに対して社畜さんは「ううん、あんまり」って答えるんですけど、その流れで、でも幼女幽霊に出会えたのは仕事のおかげだから後悔はしてない、と振り返るんです。そんな社畜さんを見て、友だちが改めて「今、楽しい?」って聞くと、今度は「すごく楽しい」と答えて終わるんですよ。
最初、暗いオフィスでパソコンをカタカタしていた社畜さんとは思えないほど前向きで明るくなっていて、人との出会いで世界が変わっているんです。幼女幽霊は人…ではないですけど(笑)。だから、やっぱり人との出会いを大切にしたいと思いましたし、誰とどのタイミングで出会うかもすごく重要なことなんだな、と感じられた作品でした!