詩が母・夕子のもとへ「私はお母さんの娘なの」
週末、実家に帰ってきた詩は、相変わらず美園の話ばかりする夕子に「私ね、ひとつ分かったことがあるんだ」と切り出す。「お母さんが私に対してずっとイライラしてる理由。私がお母さんに似てるからだよね」と語りかける詩。
「お母さんは私の中に自分を見てたんだよ、ずっと」という詩の言葉に、夕子は「本当生意気。あんたのそういうところがイライラすんのよ」と吐き捨てる。しかし詩は「でもこれが私だから。美園じゃない。私はお母さんの娘なの」とはっきりとした口調で宣言。その後、結婚の報告に「どうせ私の意見なんて求めてないんでしょ、好きにしなさい」と告げた夕子だったが、詩が帰る直前、「今度、連れてきなさい」と伝える。
夕子との関係が少し修復されたことをうれしそうに伊崎に伝える詩。その姿に伊崎は指輪を取り出し、「やっと渡せる時が来た。幸せでいよう、ずっと」と語りかける。
さらに、詩は美園のマンションへ。ドア越しに「もう美園の前に姿を現さないから。私は前へ進む。だから、美園もそうして。私は美園が好きだったよ。じゃあね」と伝え、その場を去る詩。ドアの向こう側には、泣きながら笑う美園の姿が映されていた。
美園から「もう一度あの日からやり直したい」というメールが届く
その後、アルバイト先のメンバーや元恋人の貴人(和田雅成)からも祝福を受け、幸せにあふれる詩の元へ、美園からのメールが届く。そこには、「前に進むために、私も最後にちゃんと話したい。秘密基地で待ってる。もう一度あの日からやり直したい」というメッセージが。居ても立っても居られない様子で秘密基地へ向かう詩。
昔を思い返しながら進む詩だったが、「あんただけ幸せになるなんて許さない。私たちはずーっと一緒なの！」と吐き捨てる美園に襲われ、気を失ってしまう。目が覚めると、詩は手を拘束され、部屋にはガスが充満していた。「どうしてこんなことするの？」という詩の言葉に、美園は「言ったでしょ、詩のことが大っ嫌いって。なのに、なんで私の頭から離れないの？なんで私には詩しかいないの？」「詩が私から離れてどこかに行っちゃうなら、一緒に死ぬ」と狂気的な表情で告げる。
意識がもうろうとする中、間一髪で2人を見つけた伊崎に、詩は最後の力を振り絞り「お願い、美園を助けて。私、悪魔にはなりたくない」と懇願し意識を失う。
それから一年後。詩は伊崎の実家の店を手伝っていた。幸せそうな詩の姿が映し出される。美園は後遺症のせいなのか、まるで悪魔な美園はいなかったかのように、天真らんまんな笑顔で「詩だーい好き！」と詩へ話しかける。そんな美園を見て、詩も笑顔を浮かべる。
美園から離れ、伊崎と手をつないで幸せそうに歩く詩。その背後から「詩！」と呼びかける声が聞こえる。バレエを踊る美園。「私たちはずっと一緒だからね」とつぶやき、その瞳の中に「悪魔はそこに居る」のタイトルが。
このラストの演出にSNSでは「最後まで怒涛の展開で原作読み直したくなった 悪魔はなんだったのか、、」「ラスト怖い...」などの声も。この最終回は現在Paraviにて配信中だ。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
1話無料配信中 Paraviオリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」
Paravi：https://www.paravi.jp/title/107800
YouTube：https://www.youtube.com/watch?v=NCjzvAHIrNE
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