稲森いずみが主演を務める「夫婦が壊れるとき」」(毎週金曜深夜0:30-0:59ほか、日本テレビほか)の第1話が4月7日深夜に放送された。誰もがうらやむ理想の家庭を手に入れた女医・真壁陽子(稲森)は、ふとしたことから夫である真壁昂太(吉沢悠)の不審な様子に気づく。愛する夫を信じたい気持ちと、女の勘の間で揺れる陽子。キャスト陣による迫真の演技もあって、第1話から非常に緊迫した展開を見せた。(以下、ネタバレを含みます)
「夫婦が壊れるとき」とは
「夫婦が壊れるとき」は、2015年と2017年にイギリスで放送された「女医フォスター 夫の情事、私の決断」が原作の壮絶なサスペンスドラマ。2020年に韓国で「夫婦の世界」というタイトルでリメイクされた際は、韓国ケーブルドラマ史上最高となる視聴率28.4%という大記録を達成した。誰が敵で誰が味方なのかわからない疑心暗鬼にかられながら、ヒロイン・陽子は自分を裏切った人々へ壮絶な復讐をおこなっていく…。
日本オリジナル版となる同作でヒロイン・真壁陽子を演じるのは、幅広い役柄で演技力を評価されてきた稲森。映像制作会社を経営している夫・真壁昂太を吉沢が務める。
誰もがうらやむ家庭を築いた女医・真壁陽子
物語は、夜遅くに帰ってきた昂太を陽子が迎えるシーンから始まる。愛を確かめる刺激的なキスを交わすと、2人は同じベッドへ。
翌朝昂太より早く起きた陽子は、昂太が脱ぎ散らかした衣服を整理していた。すると昂太のジャケットから落ちたのは、女性が使うような色付きのリップクリーム。不思議がる陽子に、昂太から「飛行機が乾燥しててさ。慌てて買ったら色付きだった」と笑い声が聞こえてくる。昂太は、3日間の北海道出張から帰ってきたばかりだった。
「じゃあもらっちゃうね」と流した陽子。降りたリビングには映画監督でもある夫の『監督賞』トロフィーと、仲睦まじい家族写真の数々が鎮座している。それを見た陽子は、改めて自分の今の生活に「完璧」とつぶやくのだった。