三谷幸喜作、内野聖陽×瀬戸康史の二人芝居「笑の大学」をWOWOWで放送&配信決定
三谷幸喜が作・演出を務め、内野聖陽と瀬戸康史が出演した舞台「笑の大学」が、WOWOWで6月に放送・配信されることが決定した。それに先駆けて、3人が本作を語ったインタビューコメントも到着。三谷が過去の上演時からラストシーンを変更した理由も明かされた。
三谷の初演出で四半世紀ぶりの国内上演が実現
「笑の大学」は、1996年に初演された三谷幸喜作の二人芝居。ロシア、韓国、中国、フランスで翻訳上演が行われてきたが、日本では1998年の再演以降、25年間上演されてこなかった。物語は、戦時色が深まる時代を舞台に、喜劇の上演を巡って検閲官と劇団の座付き作家の間で繰り広げられるドラマを濃密に描く。劇団の座付き作家という役柄は、かつてテレビドラマの脚本を書く際に制約を受けてきた三谷自身が投影されているという。
今回、検閲官・向坂睦男役に内野聖陽、作家・椿一役に瀬戸康史という顔触れで25年ぶりの上演が実現。さらに演出も初めて三谷自身が担当し、物語のラストが変更された新バージョンとなる。2023年3月2日に東京・PARCO劇場で行われた公演を、WOWOWで独占放送・配信する。
また、WOWOWでは、舞台本編に併せて、三谷幸喜、内野聖陽、瀬戸康史のインタビュー映像も放送。新バージョンとなる本作に3人がどのように向き合ったのかを知ることができる。
「笑の大学」ストーリー
時は戦時色濃厚な昭和15年。取調室にいる警視庁検閲係・向坂睦男(内野聖陽)と劇団「笑の大学」座付き作家・椿一(瀬戸康史)。非常時に喜劇など断じて許さないとする向坂は、上演中止に追い込もうと執拗なまでの注文を繰り返す。しかしなんとか上演許可をもらいたい椿は、向坂が要求する無理難題を逆手に取りながら、あくまで真正面からの書き直しに挑戦する。警視庁の取調室を舞台に、相対する男二人のドラマが始まる。
NHKエンタープライズ
発売日: 2022/07/22