仲里依紗、森田剛、高橋和也ら11人が、池松壮亮主演映画「白鍵と黒鍵の間に」に出演することが発表され、最高音響“odessa”とコラボレーションした劇中の演奏シーン特別映像も解禁された。
池松壮亮が一人二役で二人のジャズピアニストを演じる一夜物語
10月6日(金)に東京・テアトル新宿ほかにて劇場公開する本作は、ジャズミュージシャンでエッセーストとしても活躍する南博氏の「白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編ー」が原作。
舞台は昭和末期、夜の街・銀座。南氏がピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々をつづった回想録を、共同脚本を手掛けた監督の冨永昌敬氏と高橋知由氏が一夜の物語に大胆にアレンジ。二人のピアニストの運命が大きく狂い出す一夜を描く。
池松が一人二役で、南と博、二人のジャズピアニストを演じる。南は才能にあふれているが、夜の世界のしがらみに囚われて夢を見失ってしまったピアニスト。博は希望に満ち、ジャズマンになりたいという夢に向かって邁進(まいしん)する若きロマンチスト。時にすれ違い、時にシンクロするカードの裏表のような南と博の関係を、池松が繊細に演じ分ける。
仲里依紗、森田剛、高橋和也らキャスト11人と特別映像が解禁
この度、南と博、二人のピアニストの運命を狂わせる、個性豊かなキャスト11人が解禁となった。仲が博の大学時代の先輩で、クラブでは南のバンド仲間でもあるピアニスト・千香子、森田が南と博を翻弄する刑務所からシャバに出てきたばかりの謎の男“あいつ”、さらに2022年に男闘呼組の29年ぶりの再結成で話題の高橋が、お調子者でギャンブル狂だが音楽への思いは失っていないバンドマスター・三木を演じる。
また、高いプライドと実力を持つアメリカ人のジャズ・シンガー・リサ役にクリスタル・ケイ、銀座を牛耳るヤクザの会長・熊野役に松尾貴史。博と互いの才能を認め合うK助役を、パプアニューギニア出身で米音大卒業後、近年東京の音楽シーンで活躍している気鋭のサックス奏者の松丸契が務める。松丸は映画初出演となる。
さらに、銀座の高級クラブ「リージェント」のバンマス・曽根役に川瀬陽太、老舗のクラブ「スロウリー」の店長・門松役に杉山ひこひこ、「スロウリー」のホステス・Y子役に中山来未、博と千香子の大学時代のピアノの恩師・宅見役に佐野史郎、銀座に染まってしまった南の将来を心配する母親役に洞口依子を配役。
ほか、最高音響「odessa」とコラボしたキャストによる臨場感あふれるセッション特別映像も解禁。クリスタル・ケイ演じるジャズ・シンガーや、高橋演じるギタリスト、松丸演じるサックス奏者など演奏シーンは、劇中の大きなハイライトの一つになっている。