“オリックス・バファローズらしさ”を追求
オリックスはYouTube公式チャンネルやイベントでも、様々な独自性のある企画を行っており、その企画力の高さを称賛する声も多い。球団内ではどのようなことを意識してアイデアを考えているのか。
「“オリックス・バファローズらしさ”を追求しています。『こういったことをやらせたら球界NO.1だ』と思ってもらえるように努力しています。また、他球団のファンから『うちの球団でもやってほしい!』『オリファンが羨ましい!』と言ってもらえると、非常に嬉しいです」(後藤さん)
SNS上でのファンの盛り上げにも力を入れており、普段からトレンド入りも頻繁だというオリックス。「オリメン投票」ランキング発表の際にも、1位発表のツイートが2.1万いいねを獲得するなど、大きな反響が見られた。
「今年の1位に輝いた山崎颯一郎投手への反響は、『きゃーーー!!』という悲鳴(?)から『納得!』『かっこよすぎる』といったコメント、いいね!が発表直後から止まらない状態でした。また宮城大弥投手も「可愛い!」のコメントの嵐でしたね。
ランキング発表の際には、オリ姫からの投票時のコメントも紹介しています。たとえば宮城投手は、『あざと可愛いところが天性のアイドル!』『愛され力と人懐っこい笑顔が王道』『とにかく癒される』などのコメントを紹介したところ、それに反応した形でのコメントや拡散が多かったです。韓国や英語圏からの投稿も多く見受けられました。また、他球団のファンからも『投票しました!』のコメントを目にしました。国境や球団を超えて共感し合う横の広がりも見られ、とても嬉しく思っています」(船橋さん)
そして「オリメン投票」や「オリ姫デー」を続けてきたことで、球団としてファン層拡大の確かな手ごたえも感じているという。
「2019年より『オリメン投票』を実施していますが、当初の投票数から約3.5倍まで増え、昨年比でも1万件ほど大きく増加しました。もちろん昨年の日本シリーズ優勝効果もあると思いますが、メディアに出る機会が増えてきたことで興味を持ってくれた新しい層の方が、そのままファンになってくれるきっかけのひとつになっていると思います」(船橋さん)
「2月の宮崎春季キャンプや、(ホームである)京セラドーム大阪でも、女性のお客様が増えてきた印象があります。バファローズには本当に魅力的な選手が大勢いるので、もっともっと知ってもらって、1人でも多くファンになっていただけるよう、これからも努力していきます」(後藤さん)
新たなファン獲得へ余念がないオリックス、今後の仕掛けにも注目だ。
※山崎颯一郎投手の「崎」は、正しくは「たつさき」
■取材・文/ザテレビジョン編集部
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オリックス・バファローズ公式Twitter
@Orix_Buffaloes