「この仕事を一生やっていこうという自信がつきました」
そんな清野の“演技者”としての一つの転機が、映画「TOKYO TRIBE」(2014年)。清野自身、のちにインタビューで「『TOKYO TRIBE』という映画までは、お芝居が楽しくなかったんです。とにかく人前でやるのがすごく嫌でした。(中略)『TOKYO TRIBE』のオーディションに受かって、露出もあったので、自分の中で大きな決断だったんですけど、その1カ月間の撮影を乗り越えたおかげで、この仕事を一生やっていこうという自信がつきました」と語っている通り、「TOKYO TRIBE」では“演じることの面白さ”にも開眼。その後はアクションを伴わない役柄でも大きく躍進していった。
のちに結婚することになる生田斗真と共演したドラマ「ウロボロス~この愛こそ、正義。」(2015年、TBS系)では生田演じる龍崎イクオの“先輩”で警視庁警務部の警部補・田村小夏役。
テレビ朝日系の昼の帯ドラマ枠「帯ドラマ劇場」では、第1作「やすらぎの郷」(2017年)に脚本家志望の女の子役で出演後、黒柳徹子の半生を描いた第2作「トットちゃん!」(2017年)では徹子役に大抜てき。
連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年、NHK総合ほか)では主人公の親友を演じ、ヒット作を連発するTBS系火曜9時枠の「婚姻届に判を捺しただけですが」(2021年)で主演を務めるなど、数年のうちに次々と注目作で大役を射止め、一気に人気女優の仲間入りを果たした。
「演技の幅を出したくて…」“役”に没頭
“役”になるために、勉強と鍛錬を欠かさない。それが演技者としての清野の強みだ。若い頃から日々コツコツと厳しい基礎練習やトレーニングを積み重ねてきたアクション俳優としての成功体験によるところが大きいのだろう。
「ウロボロス―」のインタビューでは、役作りについて「演技の幅を出したくて、原作も読み込んで、自分なりに(役を)作り込んでやってきました。今回は(自分自身とは)ガラッと違う役だったので、たくさん勉強しました」と打ち明けている。“やれることはすべてやる”、そんな気迫めいたものが、言葉の端々から浮かび上がってくる。
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