そろそろ4月始まりのドラマが出揃ってきましたが、現在、私が特に「来週どうなっちゃうのー?」と楽しんで見ているのはこの3本です。
「unknown
」(テレビ朝日)
「主人公は吸血鬼」と言われても困る、あまりに設定がぶっ飛んでいて心配になるドラマ。しかし始まってみたら、リアリティとかどうでもいいわ!と本当に楽しんでいます。かわいくて強気な怪力吸血鬼、高畑充希さん。巻き込まれるお人好しを演じたら日本一、田中圭さん。ふたりが「こころ」「とらちゃん」とラブラブなのを見てるだけで、日常の疲れがすべてとけそう。吸血鬼ママの麻生久美子さんもキュートですてき。そしてなんといっても、出てきただけで視聴者の腹筋を破壊する吉田鋼太郎さんが、おもしろすぎてずるい。ここまで、ラブとコメディのバランスがいい感じなのですが、時々差し込まれるサスペンスな血まみれ映像と未解決連続殺人が今後どう物語に絡まっていくのか、全然予想がつかない。ああ気になる。
「だが、情熱はある」(日本テレビ)
山里亮太さんを演じる森本慎太郎さん。若林正恭さんを演じる髙橋海人さん。顔も背格好も全然違うのに、ドラマの中では完全に山ちゃんと若林さん。特にしゃべり方が、本人そのものですよね。山ちゃんの、上から被せてくるような声の出し方とか、若林さんの半分だけ笑いながら話す感じとか。でもただのそっくりさんドラマではなく、爆発しそうな自意識と周りへの嫉妬を持て余す若いふたりの、ほろ苦い、というかとんでもなく苦い、青春ドラマ。若いってしんどくて、まぶしいですね。
「あなたがしてくれなくても」
みちが、上司の新名に悩みを打ち明けると、彼も同じ悩みを持っていて、ふたりは急速に近づいていく…。なかなかおおっぴらに語られない「夫婦のセックスレス」についてとりあげた恋愛ドラマ。そのほかにも、仕事に打ち込んでいる妻が「今妊娠したら困る」と思うところとか、妻とだけできない夫の悩みとか、リアルな描写に毎回「きゃー」ってなっています。みちと陽一の夫婦、これからどうなるんでしょう。SNSを見ると、「離婚すればいいのに」「みちは陽一が好きなんだからこのままで」「陽一の色気がいい」「陽一は最低」などなど、視聴者の感想や意見がバラバラなんですよね。見ている人によって、見えているものが違う、そういうところもおもしろく、ほんとうに来週が気になるドラマです。
ドラマとドラマが重なってしまう時間帯も多くて、どちらを見ようか迷うこともあるんですが、TVerであとから追いつけるのが、とても助かってます。