TVアニメ「天国大魔境」(毎週土曜夜10:00-10:30ほか、TOKYO MXほか/ディズニープラスで定額制見放題独占配信)の第7話が5月13日に放送・配信された。思想の異なる2団体を第三者的な立場で見るマル(CV:佐藤元)とキルコ(CV:千本木彩花)を通して、現実への皮肉めいたメッセージが描かれた。(以下、ネタバレがあります)
「天国大魔境」とは
同作は、「月刊アフタヌーン」(講談社)で2018年から連載されている石黒正数による人気漫画が原作。連載開始直後から話題を集め、2018年12月には異例の速さで「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクインした話題作であるため、原作ファンにとって待望のアニメ化となる。
未曾有の大災害から15年後、廃墟となった日本の地には“人食い(ヒルコ)”と呼ばれる異形の化け物が巣食い、人々は細々と身を寄せ合って生きていた。東京・中野で便利屋を営むキルコは、マルを「天国」に連れて行く、というボディーガード依頼を引き受け、マルと共に「天国」を探しながら旅していた。一方、壁に囲まれた美しい世界で暮らす子どもたちの一人、トキオは「外の外に行きたいですか?」という謎のメッセージを受け取ったことをきっかけに、当たり前の日常に違和感を抱き始める、というストーリー。
「不滅教団」の対立団体も
宇佐美という医師に会うため「不滅教団」と呼ばれる団体に近づきたいマルとキルコは、「人食い怪物 異形の化物 殺します」という看板を掲げて向こうからの接触を待つことに。だが、2人に声を掛けてきたのは「不滅教団」のやり方に異を唱える同志「リビューマン」だった。
彼らから「不滅教団」について詳しく聞くと、宇佐美という医師はキルコが捜している宇佐美とは別人だと判明する。その後、「不滅教団が飼っているヒルコを殺してほしい」という依頼を受けた2人は、彼らの協力で「不滅教団」のアジトに潜入。地下で仮死状態のヒルコを発見し、退治した2人の前に宇佐美が現れ、「もう一人殺し…助けてほしい人がいる」と頭を下げる。
SNSでは、意味深な宇佐美の発言に次回を期待する声が氾濫。「次が楽しみ過ぎる」「毎回あっという間に終わる」「謎が謎を呼んで次が気になる」という意見の中、「不滅教団」と「リビューマン」という意見の対立する2団体に、現実に対する皮肉めいたメッセージを感じたという声も見られた。
◆文=原田健
公式Twitter:@tdm_anime
権利表記:(C)石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「天国大魔境」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/tengoku-daimakyo/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)
https://disneyplus.disney.co.jp/
「天国大魔境」の他にも「東京リベンジャーズ」や「うる星やつら」「スパイ教室」など、国内アニメを多数ラインアップ
▼ ディズニープラス特集ページはこちら