紺野彩夏が主演を務めるドラマ「サブスク彼女」(毎週日曜深夜0:55~/ABCテレビ、DMM TV独占配信)の第2話が5月14日(日)に放送・配信となった。ついにサブスク彼女のサービスが始動。対照的な利用者の男性を演じる望月歩と内藤秀一郎の演技に注目が集まった。
トモとコースケによる攻防戦が勃発
本作は、月額定額制のサブスクリプションと恋愛をモチーフに、今を生きる若者たちの恋に揺れる心情を瑞々しくもリアルに描いたサブスク×ラブストーリー。本命として選ばれない虚しさと、恋愛感情を搾取され続けてきた苦い体験から脱しようとする女子大生のトモを紺野彩夏が演じるほか、高校時代からトモのことを一途に思う同級生のコースケを望月歩、好きな男性に尽くしすぎてしまうなーちゃんを寺本莉緒、そんななーちゃんをセフレにする役者志望のヨリを内藤秀一郎、トモの取り組みに興味を持つバリキャリのOL・スミレを逢沢りなが演じる。
前回、相手に都合よく扱われる恋愛に疲れ、月額定額制の“サブスク彼女”になることを決意したトモ。その話に、不毛な恋愛に苦しむなーちゃんが乗っかり、本格的にサービスを始動しようとした矢先、トモは元同級生のコースケから告白される。続く第2話では、もう後には引けないトモと、どうにかサブスク彼女を辞めさせたいコースケの攻防戦が繰り広げられた。
コースケが“サブスク彼女”最初の利用者に
トモにサブスク彼女の概要を聞かされ、サービスを利用するかしないかの選択を迫られたコースケ。混乱する頭で考えた結果、彼はひとまず利用者になることを選ぶ。しかし、それはあくまでもトモを自分だけの彼女にするために説得する目的だった。
そんなコースケの気持ちを知りながらも、トモは過去の苦い経験もあり心から信じることができない。そのため、もう一人の“彼女”であるなーちゃんを紹介したり、自ら押し倒してみたり、まるでコースケを試すような行動を取るトモ。だけど、コースケがなーちゃんより自分を選んでくれても、その場の雰囲気に流されず自分を大事にしてくれても、彼女の心は満たされなかった。
なぜなら、コースケの気持ちが今後変わらない保証はどこにもないから。今は自分のことを愛してくれていても、付き合った後に他の女の子に目移りされる可能性は十分にある。それは本命彼女がいる人にばかり好かれてきたトモが一番実感していることだ。そのトラウマを克服しない以上、今はコースケがどんなに説得しても彼女の心には響かないのだろう。
「アンナチュラル」(TBS系)では殺人実況でクラスのいじめを告発する男子高校生、「石子と羽男-そんなコトで訴えます?- 」(同局)では繊細で人と接することが苦手な少年と、幅広い役をこなしてきた望月歩。彼の真骨頂とも言える瞳の芝居が見せる、コースケの揺れ動く心情に目を奪われる。ネットカフェに泊まり込み、一週間でカタをつけると決めたコースケ。その思いがどうかトモの心を動かして欲しいと願わずにはいられない。