ディズニー創立100周年の記念すべき作品『リトル・マーメイド』監督が実写化の理由語る「ウォルト・ディズニーにとっても大事な物語だった」
2023年に創立100周年を迎えるディズニーがアニメーション「リトル・マーメイド」(ディズニープラスで配信中)を実写化、6月9日(金)に公開となる。アニメーション版「リトル・マーメイド」は、1991年(USは1989年)に公開され、ディズニー映画の第二黄金期の扉を開くきっかけとなった作品。今回、実写版を手掛けたロブ・マーシャル監督が、実写化の理由を明かした。
ロブ・マーシャル監督「100周年というタイミングで公開されるのは、まさにパーフェクト」
ロブ・マーシャル監督は、「(アニメーション版)『リトル・マーメイド』のおかげでアニメーションのミュージカルが復活し、『美女と野獣』『アラジン』などが生まれました。そしてそれはライブアクションのミュージカル映画にも波及していったのです」とその偉大さを語り、歴史あるディズニーの代名詞のひとつともいえる同作を、100周年のアニバーサリーイヤーである2023年に送り出せることには大きな意義があると説明。
また、「100周年というタイミングで公開されるのは、まさにパーフェクト。ウォルト・ディズニー本人も喜んでくれると思いますよ。実は、40年代にウォルト・ディズニーは『リトル・マーメイド』を作ろうとしたことがあったんです。私たちのオフィスの壁に、当時のコンセプトアートがいくつか飾ってあります。彼にとっても大事な物語だったんですよ」とも話し、本作は、ディズニーのレガシーを感じさせる自信の一作となっていることをほのめかした。
大きな夢を抱き、外の世界へと飛び出していく果敢なアリエルの物語
本作で描かれるのは、美しい歌声をもち、人間の世界に憧れている人魚アリエルの物語。掟によって禁じられているにもかかわらず、ある日人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいというアリエルの思いは、抑えきれなくなる。そんな彼女に海の魔女アースラが近づき、恐ろしい取引を申し出る。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった。
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