佐藤大樹、地上波連ドラ単独初主演決定「芸能界に入っていなかったらこんな人生だったかも」<around1/4>
新田康祐役・佐藤大樹コメント
――原作を読んだ感想をお聞かせください。
普段、人はみんな仮面のようなものを被っていて誰もが悩みを抱えているのが当たり前。それぞれ、人には言えない悩みがあり、その悩みをひとりで抱える人もいれば周りに相談する人もいて一方であまり気にしない人もいる。登場人物それぞれの目線で、それぞれの悩みに立ち向かっていくその姿が頼もしく見えたり、その中で生まれる色んな恋模様がとても個性にあふれていたので、気づけばあっという間に読み終わりました!
――演じる「康祐」の印象はいかがですか?
この作品にでてくる登場人物の中だと普段の自分に一番近いと思います!(笑)。人から思われる印象と本当の自分ってこんなにも違う…というところがとてもリアルで。ドラマでは原作にないエッセンスも加えてより濃く人間模様が描かれていきます。自分が芸能界に入っていなかったら康祐のような人生だったかもしれません(笑)。
――ご自身のアラクオ時代の印象的なエピソードはありますか?
僕の24歳は学生の役を演じる事が一番多い時期でした! 3作品連続で高校生の役を演じて、1年間でたくさんの擬似学生体験をしたので、第2の青春でした。
――最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
アラクオ世代の皆さんはもちろんそうでない世代の方々でも共感できる部分がたくさんあると思います!
登場人物の視点がコロコロ変わりあちこちで様々な事が巻き起こっていくのであっという間の30分だと思います! コンプレックスを抱えながらも少しずつ成長していく登場人物達を見守ってくれたら嬉しいです!
監督・隈本遼平コメント
25歳の大人にも子どもにもどちらにもなりきれない曖昧な部分でのある意味アオハルでしょうか。それぞれの抱える悩みとそれぞれの幸せが群像として描かれるといいなと思っています。夜遅い時間でのO.Aですが、夜少し空いた時間にでもぜひご覧ください!
脚本家・武井彩コメント
「25歳の時、何してました?」というプロデューサーの言葉から、ドラマチームの打ち合わせはスタートしました。25歳というと、私は普通の会社員でちょうど仕事にも慣れ、色々遊びも覚えてきたころで。結婚するのか、キャリアを積んでいくのか定まらないまま、なんとなく気持ちは大人、という感じで生きていたような気がします。
「around1/4」は、まさにそんな混沌とした時期を過ごす不器用な5人の物語です。原作の緒之先生が描かれる作品は、特にセリフが秀逸で、脚本を担当するにあたり、大切な言葉の数々を取りこぼすことのないよう細心の注意を払いました。この作品に関わることができて光栄でございます。
そして、ご覧いただいております通り主演を務める佐藤大樹さんをはじめとするキラキラのキャストの皆さんが、隈本監督を中心とした監督陣の元、この作品にどのように色をつけていかれるのか。とても楽しみです。今は、私たちが過ごしていた時より、さらに生きづらい時代になったような感じがします。そんな今を生きる皆様の心に響く作品になりましたら幸いです。ちなみに私は25歳の5年後、脚本家になりました。なんとなく生きているのはあいかわらずです。