音楽ユニットのTM NETWORKが、6月13日に都内で開催された映画「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」(9月8日[金]公開)のプレス発表イベントに、神谷明、沢城みゆき、堀内賢雄とこだま兼嗣監督と共に登壇した。
映画「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」あらすじ
同作品は、TVアニメシリーズから約20年ぶりの復活となった2019年公開の映画「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」に続く、劇場版アニメの最新作。宿命の対決に身を投じる冴羽リョウの活躍を描く。
裏社会ナンバーワンの実力を持つ始末屋「シティーハンター」の冴羽リョウ(声・神谷)と槇村香(声・伊倉一恵)の元に、動画制作者のアンジー(声・沢城)が依頼にやってくる。依頼は猫探しで、リョウはアンジーの美貌に、香は高額の報酬に目がくらみ引き受けることに。猫探しに奔走する中、アンジーの命が狙われる、という内容。
楽曲制作について語る小室哲哉
エンディングテーマの「Get Wild」に加え、オープニングテーマ「Whatever Comes」を担当した小室哲哉は「(同作品とのかかわりは)エンディングテーマが最初で1987年なんですけども、それからずいぶん年月がたって、念願のオープニングとエンディングの両方をTM NETWORKでできるっていうのは最高です! ありがとうございます」と喜びの心境を語った。
また、楽曲制作について「監督から最初にお話を頂いて、(要求が)少ないほど難しいんですよ(苦笑)。ただ、僕たちにとって『Get Wild』という最大のライバルがエンディングに控えているので、『Get Wild』に負けず劣らずのオープニングを作らなきゃという感じでした」と告白。
宇都宮隆が小室哲哉からの歌い方のリクエストを明かす
ほか、宇都宮隆が「今までは大体、マイクの位置って決まっているんですけど、今回はちょっと特別な注文がありまして、マイクの位置を近くして歌うという…」と裏話を披露。
小室も「40年近くUTSU(宇都宮)の定位置っていうか、歌うポジションって決まっているんですけど、今回は特別に『目の前に入ってくるような感じで』ってお願いをして。いわゆる『オン・マイク』ですよね」と明かした。
そんな中、木根尚登は「僕はいつものように(宇都宮が)歌った歌に寄り添って。50年ぐらい寄り添ってます」とコメントし、会場を沸かせた。
◆取材・文=原田健
※冴羽リョウの「リョウ」は、「僚」の“にんべん”が“けものへん”
リットーミュージック
発売日: 2022/11/25