神木隆之介が、6月23日に都内で行われた映画「大名倒産」公開初日舞台あいさつに、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、宮崎あおい、高田延彦、佐藤浩市、前田哲監督と共に登壇した。
神木「20代の僕が小四郎をやっってるだなってギャップを感じていただければ」
本作は、ベストセラー作家・浅田次郎のノンストップ時代小説「大名倒産」を、「老後の資金がありません!」などを手掛けた前田監督が実写映画化したもの。越後・丹生山藩の鮭売り・小四郎(神木)はある日突然、父から徳川家康の血を引く大名の後継だと告げられる。庶民から一国の殿様へと華麗なる転身を遂げるはずが、実は現在の価値で言うと100億円もの借金を抱える貧乏藩だと判明。借金返済か切腹か。人生最大のピンチに見舞われながらも借金返済のために大奮闘する。
主人公・小四郎を演じる神木は「無事に初日を今日迎えることができて光栄だなと、皆さんのおかげだと思ってます。とにかく何も考えず楽しんで、笑いたい時に笑って、泣きたい時に泣いて、自由に見ていただけたらうれしいなと思っております」とあいさつした。
MCから「30代を迎えて最初の作品となりますが」と心境を聞かれると「僕、30代…かぁ。でも、映画に映っているのはまだ20代の僕なので、今ここで30代の僕を目に焼き付けていただいて、20代の僕が小四郎をやってるんだってギャップを感じていただければいいなと思っております(笑)」と回答。それに対して「そんなにギャップありました?」とツッコまれると、「いやぁ、全然違いますよ(笑)」とニッコリ笑顔で答え、場を和ませた。
神木「こんなに騒がれながら食事をするのは初めてでした」
小四郎の幼なじみの町娘・さよを演じた杉咲は、座長としての神木について「『何かあったらいつでも僕に言ってください』って言ってくださって、物語を背負って、現場の味方でいてくださるような、とても格好良い座長です」と絶賛。そして、「その裏側では、撮影の合間に『お腹すいた!』って言って、納豆巻きを10秒ぐらいで完食するような姿も見られて、とてもわんぱくでキュートで愛すべき座長でした(笑)」と撮影中のエピソードも披露した。
神木は「ちょっとお腹すいちゃって。いつ呼ばれるか分からなくて、パックで2個ずつ並んでる納豆巻きがあったので、箸で突いて2個ずつ食べて、10秒ぐらいで食べ終わったんですけど、その間『イヤァ! ヒャー! そんな、お腹壊し…ヒャー!』ってずっと悲鳴を上げていたんです。こんなに騒がれながら食事をするのは初めてでした(笑)」と杉咲のことも暴露した。